どんな検査が必要ですか?
こちらで検査する際に使用するコンピューター・サーモグラフィーは、Tytron C-3000と呼ばれるもので、随分と昔の機械です。
これは、脊柱の体表温度を正確に計測する、体表温度測定装置で、生物における体温調節機能は、自律神経機能によりコントロールされいるので、この働きを利用して体表温度を測定し、自律神経に問題のある所を客観的にモニタリングします。
特に、検査したデーターをグラフィック表示によって可視化させる事で、施術の有効性を、視覚で確認して貰う事が可能となっています。
例えば肩こりの場合は、下部頚椎から上部胸椎にかけてのどこかで、ブレイクと呼ばれる強い波形が表れます。
それらの波形を元に、アジャストメントを行った後の、波形を比較する事で解りやすく説明することができ、施術者と患者さんとの間で情報を共有することも可能となります。
あまり馴染みがないのは、アメリカ製で少し高価、カイロプラクティックに関係する中でも、神経系に対するアプローチを、重視する者しか使用しないからです。
もし、使ってみようかと思われる方は、最新のTytron C-5000を輸入するか、中古品の場合はヤフオクなどに、たまに出品されているので、急いでないなら気長に待っても良いかと思います。
こちらではサーモグラフ検査の後さらに、スタティックパルペーション(静的触診)とモーションパルペーション(可動触診)を部分的に用いて、ハリー・ハイファーDCの考案した磁気による、フルスパイン・テストなどを行って、スクリーニングをかける事で精度をあげています。
若い頃は憧れの検査機器でしたが、体表温度は常に外気温の影響を受ける為、計測時のスキャニングにエラーが出やすく、特に真夏や真冬の極端な温度では、正確さを期待しにくく、今はどちらかと言えば患者サービス?