☆サイド:りお なるき☆

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 その声の主は「ふうか」という女の子だった。


 「え・・・・・」


 内容は『ひときが好き』と言うこと。
 これはややこしい三角関係になっちゃったな・・・・・。
 ふうかは、ひときがはるかチャンを好きなのを知っていて、それでもあきらめないと言う。
 『あきらめなさい』とは言えないし・・・・・。


 「ごめん。今はいいアドバイス言えないわ。もう少し考えさせてね。
 きっといい案見つけてあげるから」


 食い下がらないふうかをなんとか説得させ、帰らせた。


 「はぁ・・・・・・」


 なるきと一緒にためいきをつき、考える。


 「どう思う?」
 「俺的には、橋本とはるかチャンをくっつけてあげたい」
 「私もそう思うのよ。でも・・・・・ふうチャン、あきらめないって言ってたし」
 「はるかチャンになんかあったら嫌だよな」
 「そう。それが怖いの。ヤキモチのいじめとか・・・・・」
 「橋本に頑張ってもらうか」
 「そうだね。ちょっと心配だけど」


 なんとか決まった。
 橋本に諦めるよう説得してもらおう。
 あの様子じゃ橋本もふうかのこと好きじゃないと思うし。


 「あの・・・・・なるきクン?」


 振り向くと、小柄な女の子がいる。
 ちょっと赤面していて、緊張している感じ。
 女の子の相談なら・・・・・まず私に来るけど????
 あ、分かった。
 この子、なるきが好きなんだ!
 告白?・・・・・無理無理。断るよ。


 「じゃあちょっと行って来る」


 なるきも、だいたいは分かっていたみたいで私をおいてどこかへ行った。
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☆サイド:りお なるき☆

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 ついに橋本が告るかぁ・・・・・・。
 ここはいい案を出して、笑顔にさせなきゃ。
 さりげない方法でいくか・・・・・まじめなところでいくか・・・・・迷う。
 でも、まだそんなに親しくないわけだし、だったらさりげないほうがいいよね?
 それにいつもふざけてる人だから、急にまじめになるのもちょっと・・・・。
 でも、逆に『いざというときはまじめ』という印象を与えることもできる。
 ここは・・・・・やっぱ本人に聞いとくか。


 「ねぇ、橋本クンは、さりげな~く言うのとまじめに言うの、どっちがいい?」
 「え・・・・・言いやすい方は・・・・やっぱさりげなく?」
 「そうかぁ。じゃあさりげなく切り出してみるようにする?」
 「う~ん」


 あ、そうだ。はるかチャンに聞けばいいんじゃん!
 あの子まじめだから、まじめな子が好きって言ってたし。


 「あのね、本人に聞いてみなよ。まじめなタイプって好き?ってさ」
 「そっか!それで、○だったらまじめに告るってことで?」
 「そうそう。じゃあ~聞いたらまた教えて」
 「了解です!」


 最近・・・・・橋本は笑顔がステキになった。
 やっぱ恋ってすごいよね。
 一瞬にして人を変える。世界を変える。
 それはいい方向か、悪い方向かは分からないけど・・・・・。
 きっと橋本はいい方向に向かってる。そんな気がするんだ。


 「ちょっと・・・・いいですか?」


 女の子の声がした。
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 その日の授業は、超楽しかった。
 相変わらずはるかチャンは話しかけてこないけど、こっちから質問などをすると
 返事をしてくれるし、運がいい??ときは長文をしゃべってくれる。
 ふうかからの邪魔はあるけど、はるかチャンとしゃべっているとそんなこと
 どうでも良くなるくらいになった。
 ちょっとマスターの言うこととは違ったけどね。
 
 休み時間・・・・・。
 もう1つのやるべきことがある。
 告白のこと・・・・・マスターに相談しなきゃ。
 マスターたちのクラスに行くと、女子たちがマスターのりおをかこんでじゃべっている。
 俺はつまらなさそうにしているなるきの方へ行って、話しかけた。


 「・・・・ども」


 俺に気付いたマスターはぺこりと頭を下げたあと、言った。


 「今日はどうした?うまくいってるか?」
 「あぁ・・・・・ありがと。おかげでたくさんしゃべれたよ。それでさぁ・・・・」
 「ん?どした?」
 「今月末、キャンプあるじゃん?そんとき、告ってもいいと思う?」
 「う~ん、まぁ、ちと早いけどなぁ・・・・いいんじゃない?で、言葉とか決めたの?」
 「いやぁ・・・・・それを相談しに来たんだけど」
 「そっか。告白ならりおの方がいいかもな・・・・・。
 あ、ちょうど、女子どっか行ったし相談してみ?きっといい返事くれるよ」
 「ありがとぉ」


 やっぱ相談しといてよかった・・・・・。


 「どしたの?」


 ほっとしていると、りおが声をかけてきた。


 「ん、橋本、告るんだってさ」
 「ふぅん・・・・・いいと思うけど。挨拶上手くいった?」
 「うん!いろいろ話してくれたし」
 「そう。じゃあ心配ないわ。で、言葉に困ってるのね・・・・・」


 物事を早く理解して、考え始めたりお。いい案は出るのか・・・・・。
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