1月2日の明け方、特異な夢を見た。
自分はある施設に入所する。
それは、収容者に死の準備を施し、そして死に至らしめる施設である。
不治の病にかかったわけではない。
犯罪を犯して死刑になるわけでもない。
なぜ自分が死ななければならないのか、ぼんやりしてよくわからないまま
僕はそこにいる。
ただ、なんとなく感じるのは
その施設に入ったのは、誰かの強制によるものではなくて
自分の意志によるもののようだということ。
施設に入ってから死に至るまでどのくらいの期間があるのか
これまたよくわからないのだが
「死の準備」ということで、ビデオを見せられたりして過ごす。
その過程で、僕は体育館のフロアのような
広い板張りのスペースに案内される。
そこには棺と思われる大きな箱が7~8つくらい並べられている。
その棺のうちの一つの前で女性がひざまずいて何かを祈っている。
その女性は僕の妻である。
「ああ。僕もこの棺に入るんだ。」
と考えると、無性に死ぬのが怖くなって
「やっぱり死ななくて済むものなら死にたくない」という
強い思いがこみ上げてくる。
そこで夢は終わりである。
朝食を食べながらその夢を思い返していて
それが今年の初夢だったことに気づいた。
前日寝る前も、初夢のことなんかまるで意識していなかったので
意識したために変な夢を見たわけでもないと思うが
それにしても、普段でも見ないような奇妙な夢を
この日に限って見てしまったことに、不思議な感覚を覚える。
元旦の目覚まし時計の一件といい
なにか現実の現実感が微妙にずれている正月である。