保育士を目指す人なら、誰でも知っている(はず)。
保育を行ううえで、とても大切な5領域っていうものがあります
『環境・言葉・表現・健康・人間関係』
大学の授業なんかでは、それぞれの領域の勉強をしたり、保育のカリキュラムは、これに沿ってつくったりします
そんな大切とされている、5つの領域の中で、今回は環境について、ちょっと掘り下げてみようと思います
というのも、この記事でも書きましたが、私、地球の裏側★アルゼンチンという国で、幼稚園の先生をしていたことがあるんですね
アルゼンチン・・・・もう、環境が、日本とはあまりに違いすぎて
その環境で暮らす子どもたちは、日本の子どもたちとは育ちが全然違ったのです
まず、マイナス面から・・・。
アルゼンチンって、ヨーロッパ風の町並みで、すごくきれいに見えるんですが。
実は、すっごくポイ捨てが多い!!!
というか、マナーとかモラルっていうものがあまりない(笑)
これが、子どもにも影響を与えてました
「ごみはゴミ箱に捨てる」
これが、難しいんですよね・・・そりゃそうだ。大人はポイ捨てしてるんだもの
そして、順番を守ることやご飯のときは座って食べること。
これが、5歳児でもなかなかできないんですよね。
(日本の保育園・幼稚園と比べるとびっくりです)
そりゃそうだ、もともとマナーやモラルがあまりないんだもの
そんな感じで、大人ができてないことを、子どもにしてもらうのはどれだけ難しいか知りました
でもいいところもあったのよ(笑)
プラス面
自分の意見をきちんと主張する。
これは、小さい子どももしっかりできていたし、(主張しすぎて困るくらいw)それが大人になっても、きちんと言える。というか言うのが当たり前。
前に書いた「我慢」はさせすぎると良くないよーって記事のようなことは、ほとんどない
みんなが個性的なのも、納得です
というか、少しは我慢してよねって思ったよ。w
こんな感じで、例を挙げていくと違いがありすぎて終わらないんですが(笑)、本当に環境が違うと育ちが違うんだなーと実感しました
特に、関わる人って、子どもにとってはすごく大きい。
お母さんが片付けられないのに、子どもはきれい好きに育って欲しいと願っても難しい。
親が喧嘩ばっかりなのに、「お友達と仲良くね」と言っても難しい。
やっぱり、その環境や関わる人が、子どもの成長を形作っていくんです
外国を見ると、本当に育ちが違って、おもしろいですよ
ちなみに、アルゼンチンでは、言葉がゆっくりでもオムツがなかなか取れなくても「気にしない」人が多かったです
なので、少し日本より、成長がゆっくりでした
それを気にしないスタイルは、なかなか良いなとも思いました