良い子。 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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保育士の目線から語る、お母さん達応援日記!
少しでも、心のモヤモヤが晴れてくれたら、いいな。

最近、本の話ばっかりですみません汗

今日も、本を読んで、感じたことですきらきら!!笑




あのね、まじめな話、本ってスゴイ。

読めば読むほど、どんどん知識がたまっていく好


そして、どんどん考えることができる。

「この意見は確かに!」「ここは、わたしはこう思うな」「こんな科学データが出てるの?!」



そして、自分自身が体験しなくても、その世界を疑似体験できる。

自分で体験できることって限られているから、本で体験させてもらえるのはありがたい




そう思って、よりお母さんのためになる情報が発信できるように、最近意識的に本を読んでいるのです

だから、本ネタが多いですが、お許しくださいませ笑




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今日は、本に載っていた、こんな詩をご紹介します




よい子はよい子?

宿題をちゃんとやれば 良い子
100点を取れば 良い子
嫌いなものを食べれば 良い子
朝早く起きれば 良い子
お行儀が良ければ 良い子
お使いに行けば 良い子
文句を言わなければ 良い子
お母さんの言う通りにしていれば 良い子
いつも条件付きで 良い子
僕が僕のままでは良い子ではないんだなぁ・・・


(六浦基 『カウンセリング詩』 アニマ2001 1997年)





いかがでしょうか?


ある男の子が、思春期になって書いた詩だそうです。


この男の子の張り裂けそうな胸のうちが伝わってきますよね
「僕のこと、認めてよ」って。。。


では、このお母さんは、この男の子を無下に育ててきたのでしょうか?
愛情がなかったのでしょうか?


絶対に、そんなことはありませんよね

きっと、お母さんはお母さんなりに、悩みながら、我が子を想い、子育てしてきたのだと思います。




だけどね。

結局、思いは行動に移さないと、いくら親子であっても伝わらないんだと思います。



お母さんは、子どもが大切だからこそ「○○しなさい」って言う。
子どもの将来を思ってこそ「こうして欲しい」と願う。
子どもの心を満たしてあげたいからこそ「良い子ね」と褒める。

全部、全部、子どものため。



だけど、子どもにとっては、そのどんな言葉より、「あなたはあなたのままで、十分大切な存在なんだよ」という言葉が欲しかったのではないでしょうか?





この男の子に不足しているものがあるとすれば、それはセルフエスティームです

もう何度もブログに登場していますが、大事なので何度でも繰り返して言います


セルフエスティームとは「自分を好きで、大切に思う気持ち」のことをいいます。


そして、私は、子育てにおいても保育においても、このセルフエスティーム高めることが何より大切だと思っています



そして、このセルフエスティームを高めるためには、「あなたは、あなたのままで大切でかけがえのない存在なんだよ」ということを伝えていくことが大事なのですきらきら!!


まさしく、この男の子が感じたかった思いが、これですよね。







私は、よく思うんですが・・・。


「良い子」ってなんだろう?ってことです。


大人が「良い子」って使うとき、それは「(都合の)良い子」という意味が含まれていることが多いような気がします


私は、性善説じゃないですけど、みんな「良い子」だと思うんです。


その中で、「悪いこと」をしてしまうことがあるだけ。


それをしたら「悪い子」ではないですよね?


もしお友達を叩いてしまったとしても、してしまった”行動”が悪かっただけで、「良い子」であることに変わりはないと思っています。
(してしまったことは、悪いこととして、叱ったり教えることは必要だとは思いますが。)




この男の子が感じたように・・・

「条件付き」でしか、良い子になれないんだったら・・・。


私は、「良い子ね」という褒め言葉を、使うべきではないと思います。






でも、それって、なんか寂しくないですか?







褒めるときって、こちらも嬉しくてテンションがあがって褒めたりしますよねきらきら!!

そんなとき、自然と「お友達におもちゃ貸してあげたの?!良い子ね!!!」なんて褒め言葉が出てくると思うんです好


それを、「あ、良い子って言っちゃだめだったー!」なんて考えたくはないし、すごい不自然な気がする。




だからこそ、「良い子」という言葉に、条件をつけないで欲しいです心



あなたは、あなたのままで、良い子。




それを伝えてあげられることが、大切なのではないでしょうか?