先日、小学校の授業参観がありました。
懇談会も参観日も、私にとっては怖いイベントなのですが
もうね…これまで様々なやらかしを披露してくれた息子なので
だんだん私も免疫ができてきた気がします
授業妨害さえしていなければ、本人が魂抜けてようが手遊びしてようが、まあ、いいかなって。←諦めの境地
まともに前を向いて授業を受けていることすら珍しいので
今回も期待はせずに行ってきました。
過度な期待は外れた時のダメージが大きいからね!
息子のクラスに到着すると、算数の授業が始まったところでした。
小数点の筆算で、足し算の問題を先生が黒板に書いています。
息子はどこにいる?と教室を見渡すと、少し後ろの方の席に座っているのを発見
おぉ!とりあえずまだ、
前を見て座っているではないか!←それが普通なんだけどねー
算数は息子の好きな教科だけど、これまでは算数の参観でも復習的な内容だと集中できずに後ろを向いていたり手遊びに熱中していたので
今回みたいに、前を向いて先生の話を聞けているだけでも凄い!と思ってしまった私
それが本来の授業態度だと言ってしまえば、それまでなんですが
他の子と同じように授業を聞いている息子を見たのはほぼ初めてで、ちょっと感動してしまった私
これまでが散々だっただけに、感動のハードル、めちゃくちゃ低いです
そして、これまでの参観では、授業に積極的に参加する姿もほぼ見れなかったのですが、今回は何と!
息子が積極的に挙手しているではありませんかー
でも、うちの小学校…最初の1人こそ先生が当てるものの、次からは、当てられた子が次の子を当てるというシステムのため、何だかんだで人気のある子が何度も当てられて発表することになるんですよねー
当ててもらえない子は本当にずっと発表できないのよ…
この日も、クラスで人気の女の子(毎回、参観のたびに彼女は目立っています)が何故か何度も当てられて発表をし…。
息子はずっと挙手し続けているのに、全然当ててもらえないので、他の子が当てられるたびに、ガックリと分かりやすくうなだれているのが廊下からもよく見えてかわいそう!
最初のうちは真っ直ぐピン!と挙がっていた息子の手が、次第に力なくフニャリと挙がるようになってきたので、これはもう当てられずに終わるのかなーと思っていたら、授業が半分くらい進んだところで、ようやく当ててもらえました
当ててもらった息子、小さくガッツポーズをすると、みんなと同じように
「前に行っても良いですか」
とまずクラスに確認を取ってから(一連の流れというか決まった言葉があるんですよね)
席を立って黒板のところへ。
筆算の計算式に答えを書き入れると、
「まず、○と✕を足すと△です。繰り上がるので、1の位に□を書きます。□に◎と☆を足すと……」
と、スラスラ説明をし、最後に
「答えは★になります。どうですか」
とみんなに問いかけ、クラスのみんなが
「合っていまーす!」
と返事をしてくれると、満足そうに席に戻っていました良かったねーーー!
問題そのものは簡単な計算なのですが、答えが合っていたことよりも、堂々と、クラスのルールに沿って発表できたということが、何より私は嬉しくて
授業はほとんど聞いてないと思っていたけれど、たまにはちゃんと参加しているんだ…と分かって、ホッとしました
その後も、集中力が切れることなく、前を向いて座れていた息子。
今回は、大丈夫かも知れない……
私、息子の頑張りを見届けるべく、廊下の隅っこから移動して、教室の中へと一歩踏み入れました。
(続きます)