宇部市『第29回 UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)』⑦N・O・(K)! | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。

先々週、宇部市へ行ってきたRieruです

『ときわ公園』で開催中の『UBEビエンナーレ』(現代日本彫刻展)を鑑賞しに。

私は今回で3度目になりますが、コロナ禍の為、昨年度は無し⋯延期?でしたので、大変楽しみにしていました。


作品はA(1)〜O(15)まであり、記事に書かせていただくにはAからが良かろうと⋯鑑賞した順番は違います。

で、今回はNから。


N


『In Wave 〜Departure/佐野耕平』(島根県吉賀町賞)




作品コンセプト

穏やかな波間を進んで行く様に、日々の時間は過ぎてゆきます。
私にとって、彫刻について考え、触れ合うことは、そんな時間の波間を漂うように存在します。
その場の景色が溶け込むまで、削り、磨きを淡々と繰り返し、傷という痕跡をおいかけて、それを消していく⋯今回の作品は、そんな時間を漂った過程に存在しているのだと思います。
私がこの作品に漂った時間と、これから宇部で、この作品が存在し、漂う時間が、溶け込むように同化していってくれることを願っています。



⋯え?



何コレ?私、めっちゃ細く見えるじゃないですか!


うちに欲しいー!この鏡ー!



イテテ


(ステンレス製です⋯)



O


『掘ることは生きること、生きることは掘ること/中村厚子』




作品コンセプト


か  不安や葛藤を抱えながらも、どうにか掘り進めよう、出口に辿り着こう。

もがき、のたうち回り、体をうねらせ、力を振り絞り岩盤に立ち向かう。

激しくぶつかり、重なり、ねじれ、穴が空き、流れ込み、垂れる。

エネルギーは永遠に流れ続ける…。



海底炭鉱、秋芳洞。

穴は在るが、掘った者(人、水)の姿はそこにない。

しかし壁に掘った者の痕跡が生々しく刻まれているようで、心が震えた。

ならばその存在を私なりに掴み取りたい。



私は壁肌から感じるままに身体を即興的に動かし想像する。

自らの人生も重ね、掘ることは生きることだと実感し、この形を生み出した。

宇部の海岸で地元の方々と拾い集めた流木を用い、宇部・山口に半年滞在し制作した。





ああ〜!これ、流木で出来ているんですね!


焼入れ加工と塗装で、こんな色に⋯



離れた場所から見えた時は、金属のように見えました。


鑑賞後は、久しぶり『ときわミュージアム』へ。

その後、もう一度彫刻を⋯






!!



そんなアングルで見るなー!


アイタタタ


(今回のビエンナーレのイチオシはコチラ☆)