『ときわ公園』で開催中の『UBEビエンナーレ』(現代日本彫刻展)を鑑賞しに。
私は今回で3度目になりますが、コロナ禍の為、昨年度は無し⋯延期?でしたので、大変楽しみにしていました。
作品はA(1)〜O(15)まであり、記事に書かせていただくにはAからが良かろうと⋯鑑賞した順番は違います。
『Silver Lineing/909』(山口銀行賞)
作品のコンセプト
明暗の向こう側にある太陽の光を表した“Silver Lineing”という言葉には「どんな悪い状況でもどこかに必ず良いことが隠されている」という意味があります。
かつて煤塵から青空を取り返すために立ち上がった宇部の人々、その活動によって雲の切れ間から差し込んだ光。私達はそのまちの歩みに思いを馳せています。
どんなに大変な時でも
きっと どこかに かくれているよ
おこったり 投げ出したり
誰かのせいにしていては それは見つからない
いま みんなが必要なんだ
小さな力をひとつにあつめて
すこしずつ 変えていこう
暗い雲の向こうには
まばゆい光があるのだから
なるほど、雲の間から差し込む光の筋を表していたのですね。納得です。
作品コンセプトを読まなかったら、何なの全くか分かりませんでした⋯
イテテ
(コラ!)
E
『大地を編む/奥田誠一』
作品コンセプト
大地の上で、様々な自然の恩恵とともに脅威をも受け取る私たち人類。
この形態は、脅威を封じ込めたいという願いと、人々の強い結びつきの姿を表現しています。
わぁ、深い意味があったのですね。
大地を編んじゃった、ユニークな作品。
『わたしはここで/布藤喜帆』(山口県立美術館賞)
⋯かまくら?
作品コンセプト
「かまくら」のような形をした真っ白な大理石に、無数の鑿(のみ)跡が全体を覆う。
中に入ると、小さな空間が広がり、滑らかな表面と曲線が私たちを優しく包み込む。
めまぐるしく変化する日常から、少しだけ距離を置くような「かまくら」で、一人一人が静かに内(内面や自身のこと)と外を眺められたらと思う。
⋯あ、入れたんだ。