長門市『香月泰男美術館』のおもちゃ★ | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




連日萩旅行の事ばかり書いているので、気分転換を兼ねて(また?)頭領と行った『長門旅行』の事を書くことにしたRieruです★

長門市にある観光地を訪ねた後、泊まる予定の旅館へ早く着き過ぎるということで、以前から気になって気になっていた三隅(みすみ)にある『香月泰男(かづきやすお)美術館』へ赴きました。


三隅…懐かしい!ですが、あれからまだ2年も経っていないんですね。

山口県立美術館で拝見したことがあります。


しかし、ここは香月先生の故郷 三隅。リーフレットによりますと…
“『ここが〈私の〉地球だ』と言ってふるさと三隅をこよなく愛した香月は、生涯故郷を離れることなく人間愛と平和をテーマに創作活動を続けました。
彼の作品の多くは、長年香月家で大切に保管されていました。当美術館は、ご遺族よりそれらの作品の寄贈を受け、平成5(1993)年に開館しました。初期から晩年までの油彩画、香月独特の墨を使った素描画、『おもちゃ』と呼ばれる手のひらサイズのオブジェなど、多様な作品を収蔵しています。


…なるほど。

普段、目にすることのない作品が、こちらの美術館で拝見出来るというわけですね。

ヤギさん:「あっ、入館料は500万円〜☆」


あら、本物のヤギさんぐらいの大きさ…で、首には大きな“プルタブ”が!

…はい、1人500円ですね。

あら、可愛いイノシシの親子もいます。


シベリヤ・シリーズの印象が強いので、動物のオブジェの可愛いさに驚きました。

このオブジェたちの元になった『おもちゃ(小彫刻)』が、展示されています。


こちらのコーナーは、撮影OK☆


近くにあった解説には…
香月泰男が絵画制作とは別に熱心にこころみたものに、『おもちゃ』と自らよんだ小彫刻がある。
おもちゃの材料になったのは、散歩の途中で拾ってきた錆びた釘や捨てられた木ぎれなど。
そのおもちゃの制作に触れて「だれからも見捨て去られたものにもう一度生命を与える」という言葉を彼は語っている。
時代のモノの見方を形づくる価値観の流れに生きている人々が、その流れに順応することで見過ごしてるモノ、軽視しているモノを、彼の目は、凝視し、とりあげ、再び生あるものにしている。
…と、書かれていました。


へぇ〜、つまり廃材のようなもので造られた作品なのですね。


とても廃材には見えませんが?

ん?左側のカタツムリが背負っているもの、油絵を描く時に使う、『油壺』じゃない?


使わなくなった油壺を、カタツムリの貝の部分に見立てるなんて、面白い発想です!

あの、入口にいたヤギさんの原型が展示されていました。


ココ、ココ、右側の。


プルタブが首に〜!この発想も面白いです♪

個人的には、このバクさんのペアが好き♡


とても元廃材とは思えない(削ったり切ったりして加工しています)、自宅に飾りたいぐらいの可愛いさです。

こんな作品も見付けました。


魚を釣り上げた人が、カメさんに向かって自慢してる?ように見えます。


カメさん:「すごいの釣れたね☆」

背の甲羅の部分に、香月先生のサインと制作年数が書かれていました。


クロスして書いてるだけで、オシャレなカメさんに格上げです。
これで廃材なんて、本当にすごい!


もちろん、魚はも廃材…

あけぼの?印…缶詰?日魯漁業?ニチロ…(マルハニチロ水産にマルハニチロ食品は吸収合併されました)


これは…缶詰のおまけ?景品?は、廃材としてギリギリOK?

『廃棄するもの』なら、廃材扱いでOK!


アイタタタ


(『0円食堂』感覚で更に面白い)