山口の神社仏閣★周防国分寺 金堂&聖天堂編 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。



結局今日も買い物に行かざるを得なかったRieruです★(もちろん郵便局と銀行も)

某お店で買い物中、高齢女性がある物が何処にあるか店員さんに尋ねていました。
では付いて来てくださ〜い(←ご案内します、じゃないんだ〜と一人ツッコむ女)、と店員さん。

高齢女性︰「はい、付いて行きま〜す☆」←語尾!


イテテ


あまりの可愛い過ぎな返しに吹き出しそうになった、全く関係の無い女は、先日 防府市にある『周防国分寺』を訪ねました。


この赤丸の、国指定重要文化財である『金堂』へ参りましょうか。

現在の金堂は安永8(1779)年に萩藩7代藩主 毛利重就(しげたか)さんが再建されたそうです。
(別の資料には安永4(1775)年に起工、天明8(1788)年頃完成とありましたm(_ _)m)


なので、蟇股(かえるまた)には、毛利家の裏家紋である“オモダカ”の彫刻がありました。


そして、(画像は見えにくかったので割愛)裏には一文字に三ツ星が★

中にはいろいろと立像や座像があり、拝観料500円を納めれば実際に拝見させていただけます。


重文だらけ!
de
アッチョンブリケ!

イテテ


(なので撮影禁止であります)


平安・室町時代や15〜16世紀に作られた像ですが、過去に金堂が火事で燃えた時によく残っていましたよね。
命からがら持ち出せたんですかね。


もう二度と燃えませんように。

金堂を左側に進むと、『聖天堂(しょうてんどう・・・しょうでんどう)』があります。(聖天・・・大歓喜)


こちらは元禄15(1702)年に萩藩4代藩主 毛利吉広さんが建立したそうです。
お堂の中には『聖天像』があるらしいのですが、商売繁盛、開運、夫婦和合、良縁などのご利益が・・・というのも気になりますが、なんと言っても、こちらの彫刻!


女性の彫り師さんが彫られたそうで!

しかも防府市在住なので興味津々☆


蟇股のモチーフは、宝袋、瓢箪(お酒?)、大根、打出の小槌でした。

裏は今風?に、ゴールドバーや鍵、真珠のような丸い珠が連なったものが。


驚きと発見が楽しい彫刻ですね♪

彫られたのは山本歩さんと仰る社寺彫刻師さんなのですが、“歩”と“女”で“歩女(あゆめ)”とし、その名前を組んで見えない箇所に彫ってあるそうです。
つまり、解体時に再び日の目を見ることになるのですが、『平成の時代に女性の彫り師がいた』ということを残しておきたかったのだとか。
どの部分にあるか気になりますが、監視カメラが私を睨んでいるので、不審な行動は慎みましょう。


あら、ここの蟇股、仲良し大根☆

全ておひとりで彫られたそうです。


彼女の座右の銘は、『実るほど頭を垂れる稲穂かな』。

おっ、ここにも仲良し大根☆


しかし、なぜに大根?と気になり、調べてみると・・・“ 大根は『男根』を意味していて、愛欲の神とも言われる歓喜天の象徴的なお供え物です”

・・・ヤダ、私ったら“仲良し大根”だなんて☆


アイタタタ


(正しくは“丁子・・・ちょうじ”という家紋で、香辛料や生薬としていたようですm(_ _)m丁子の前に“変わり”や“違い”、“交差”と付けるそうです☆万葉集に“丁子”と書いて“おのこ”と読み、男子を表していたとか)





✿❀ 今回の防府小旅行のルート ❀✿



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