萩の夏みかんを堪能した後は『鍵曲』を歩くっちゃ! | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




萩市平安古にある『 旧田中別邸 』で夏みかんを いただいて、ウホウホのRieruです★

 
夏みかんは1人1個ですが、椎さんのを借りて撮影しました。

♪┏(*‘ω‘ *)┛オレンジ┗(*‘ω‘ *)┓♬

これに満足してしまったのか?萩市では夏みかんを購入しなかったので、後日近所の某スーパーで夏みかんモノを買いました。


画像の右側にある『 長州地サイダー 』は思ったより安価なのでたまに買って飲みます。
中央の『 萩夏みかんゼリー 』は特に好物です きらきら


お気に入りの形のカップに入っているので、お皿から出したゼリーは芸術的!
いちいちお皿に出していただくゼリーは、そのままカップから食べるより美味しく感じます♪
そんな夏みかんの話を ( 休憩時間に ) 職場でしてると

「 従姉の家が平安古 ( “ ひやっこ ” と発音されてました ) で、小さい頃からよく行ってました。夏みかんはコンテナ買いでしたよ♪」

と、貴重な話を教えていただきました。
コンテナ買い・・・
そこのお宅は建て替える時にいろいろ制約があったらしく、塀や家の高さは決められた高さ以上のものはNGだったそうです。
その時は従妹さんのご両親しか住んでいなかったので、平屋建ての家屋を建てられたとか。
確かに平安古 ( ひやこ ) の通りは独特で、かんきつ公園から1歩足を踏み出すと高い塀が続く通りに出ます。
あ、なんか壁がカーブしてる!


たくさんの人に触られて黒ずんでる箇所も。
こんなカーブはここだけのようで、あとはカクカクしたものばかり。


おっ?
平らな瓦とカーブした瓦が混在した土壁が!


剥がれた土壁から瓦がこんにちは♪

この剥き出しになった瓦を、隠さずにそのままにしている・・・というのが良いですね。


このような壁は萩の城下町でも見かけるのですが、『 鍵曲 ( かいまがり ) 』というカクい有名な通りが2箇所あるようです。

鍵曲?

カギという漢字が使われていますが、カイまがりと読むみたいです。
日本猫のしっぽの先が折れてて、カクッとなってるしっぽのことを『 カギしっぽ 』って言いますよね。
( うちの飼い猫ミギーはカギしっぽを通り越して『U』の字ですけど )
あんな感じでカクッとなってるみたいです。
戦いの際、敵の見通しを悪くし、逆にこちらは防御しやすくしたものだとか。
迷路っぽい場所に行ったら、ちょっとパニックになりますもんね汗
そんなカクい通りは、この平安古の通りと大児玉横丁、口羽家住宅周辺 ( 堀内地区 ) と追廻し筋にもあります。


口羽家住宅辺りも散策してみました。


下の部分が石垣になっているものや、瓦だけではなく、岩を土壁にinしてるものも。


かと思いきや平らな瓦ばかりをinした壁もありました。


その時にある材料で造られていたのですかね?
海砂も混ぜたのか、白い貝殻も確認出来ました。


表側になる瓦・・・これは珍しかったです。


この辺りは城内三の丸にあたるので、諸役所、毛利一門、永代家老、寄組といった大身の武家屋敷が並んでいたのだとか。
しかし手狭になったため、新たに平安古地区に下屋敷を建てたのだそうです。

平安古はかんきつ公園があるので、土塀の上から夏みかんがポロリしていてキュンキュンしました ハート


この辺りは、どこを撮っても絵になりますね。

被っていた白っぽい帽子を整えながら、ふと中学校の国語の教科書に載っていた『 白いぼうし 』という話を思い出しました。

これはレモンですか?

から始まるお話です。

いいえ、夏みかんです。

ほう、夏みかんてのは、こんなににおうものですか。

もぎたてなのです。昨日、田舎のおふくろが速達で送ってくれました。においまでわたしに届けたかったのでしょう。

ほう、ほう。

あまり嬉しかったので、一番大きいのを、この車に乗せてきたんですよ。

タクシー運転手の松井さんは、ご実家から届いた夏みかんを車に乗せていたんですよね。
で、柳の木の下で白い帽子を見付けてどかしたら、中からモンシロチョウが!
虫カゴを家に取りに行ってる間、取り敢えず帽子の中に逃げないように入れてたんですね。
松井さんは逃がしてしまったお詫びに夏みかんを帽子の中に置いて車に戻ったら・・・


後部座席にオカッパ頭の少女が!
彼女を乗せたまま走り、いつの間にかいなくなっているのに気付いた松井さん。
今考えるとめっちゃ怖い話なのですが・・・外を見た松井さんの目に映ったのは、白い蝶が飛び交う野原でした。
帽子から逃がしてもらったのは良かったけど、元いた場所に帰りたい!
ついでに送ってチョウ!


イテテ

で、最後に松井さんの耳にこんな声が聞こえたそうです。

良かったね。

良かったよ。

良かったね。

良かったよ。

そしてお話の最後には・・・

車の中には、まだかすかに夏みかんのにおいが残っています。

ふわぁ〜!
なんて爽やかな終わり方!
確か、一学期頃に習いましたよね?
一年生の時だっけ?それとも二年生?

・・・中学校じゃなくて、小学校の時じゃない?


アイタタタ


( 記憶喪失ですか?)