萩市『かんきつ公園』の夏みかんの花たち☆ | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




段々暑くなってくると、サッパリしたものが食べたくなるRieruです★


サッパリしたもの・・・柑橘類・・・夏みかん!


『 山口県 』『 夏みかん 』で検索すると『 光國本店 』という、萩市の和菓子屋さんが出てきます。
夏蜜柑丸漬がメインのお菓子になっています。
名前の通り、夏みかんを丸ごと使っているので贅沢です きらきら
このお菓子を見ても萩は夏みかん推しなようですが、本格的に栽培が始まったのは明治時代に入ってから数年後、小幡高政サンという方が広めたのだとか。


宇都宮で参事や小倉 ( 福岡 ) 県の権令 ( 県知事 ) を歴任した後、明治9 ( 1876 ) 年に萩市に帰り、の平安古 ( ひやこ ) に住み始めましたが、維新後、録を失って困窮していた武士を救うために『 耐久社 』を設立 → 武士に夏みかんの苗木を配られました。

※萩博物館で展示されていた特約店 山本商店さんの看板・・・『 長州 』『 萩 』『 本場 』!

はじめはこの夏みかんの栽培を嘲笑う人も少なくなかったとか。
夏みかんは武士や商家の庭先に植えて、自分たちが食べる分だけ収穫☆という概念があった為、売るなんてナンセンス〜!という感じだったのかも。
しかし、夏みかんが高値で売られるようになると、多くの人が栽培するように汗
明治27 ( 1894 ) 年には山口県全体の90%以上が萩で出荷され、大正時代までは全国で第1位の生産量だったそうです。
ワォ!
当たり前といえば当たり前なのですが、全国で『夏みかん』は儲かる♪と分かると、皆作り始め・・・ますよね〜。
結果それに反比例するように、萩の夏みかんはどんどん衰退していったとか。
ってか他地域にシェアを奪われた ( 正確にはこの言葉は?ドーゾドーゾと言って苗木を萩の方から渡しているようです ) だけではなく、後に昭和46 ( 1971)年にグループフルーツが自由化されたことも原因になっているようです。

うーん・・・

そんな衰退する前の夏みかんを包んでいた紙を、萩博物館で見つけました。
といっても、前回も同じものを観たような?
常設展示のものですかね?


元々は、橙 ( だいだい ) や夏橙 ( なつだいだい ) という名前で呼ばれていたそうです。
商売上手な大阪の仲買商人サンに「 この橙の名前、夏蜜柑にしぃ〜や。( 正確にはこう言ったかは分かりません ) 」と改名を勧められ、素直に変えたそうです。
夏みかんの実をそのままにしといたら腐らず年を越し、来年育った新しい実も “ 代々 ” なることから『 夏代々 』と書かれ、代々をヨヨと読むことができる・・・近畿地方では “ ヨヨ“ と中風を意味する “ ヨイヨイ ” に似ているということで、なんとなく縁起ワル〜・・・いので、「 夏蜜柑にしぃ〜や。」という流れになったみたいです。

ほほう。

そんな、夏みかんを流行らした平安古の小幡サン。
じつは ( 山口市 ) 吉敷にある祖式家から、小幡家に養子として萩へ来たのでした。


当時の屋敷を地図で示すと、このあたり。
おっ!
川よりコッチ ( 内側 ) にあるということは・・・位のお高い家の武士だったのですね。
現在は『 旧田中邸 』になっていますが、庭には『 かんきつ公園 』があり、橙園之記碑 ( とうえんのきひ ) が建っています。

かんきつ公園〜?
行こ、行こー!
ということで、行ってきました♪


駐車場に着く前から、夏みかんの花の香りが〜 ハート
スー、ハァ〜、スー、ハァ〜ヽ(*´∀`)ノ← 落ち着け!

良い意味で酔いそうです♪
なぜか椎さん、“ 悪い意味 ” で酔いそうだとか。
香りって好みがありますもんね・・・残念な限りです。
『 この季節の萩は、夏みかんの花の香り・・・ 』というフレーズを耳にしただけできっと「 うっぷ。」ですもんね汗


駐車場近くにある『 かんきつ公園案内図 』で知ったのですが、萩市内に多く植えられているこれらの夏みかんの花たちは、平成13 ( 2001 ) 年に『 かおり風景100選 』で、『 萩城下町の夏みかん 』として環境省から選ばれたのだとか。

ってか、かおり風景100選なんてあるんですね!
ちょっと調べてみたら近場では・・・広島県『 厳島神社潮のかおり 』•『 シトラスパーク瀬戸田の柑橘類 』・・・島根県 石見畳ヶ浦磯のかおり 』・・・福岡県 大宰府天満宮の梅林とクスノキの森 』•『 合馬竹林公園の竹と風 』•『 柳川川下りとうなぎの蒸籠蒸し 』なのだそうです。

山口県、萩市の他には?

・・・ありません。


イテテ


( 山口県の県花は、夏みかんですもんね〜 )


夏みかんの花の香りにどっぷり浸かりたい方は、ぜひ今の時期にかんきつ公園へどうぞ♪


良い香りと感じるか、悪臭と感じるかはアナタ次第☆


イテテ


“ 自分の香り ” として纏いたい方は、香水もあるみたいです。
花も良いけど、やっぱり実の方を食べたいですよね♪


・・・コレ、甘夏でしょ?


アイタタタ


( 帰りの道中・・・剥くのに難儀しましたが車内で食べました☆ちなみに甘夏は昭和10年に大分県で夏みかんの変種として発見されました )