穴と青海苔と神鹿と・・・ | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




先月、友人のナユミマさんと『 宮島一周・・・しない旅 』に出掛けたRieruです ★

JR宮島口駅 → フェリーで宮島上陸→ 長濱神社 → 杉之浦神社 → 包ヶ浦 → 鷹巣浦神社 → 腰少浦神社で、ランチタイム♪


眼前は瀬戸内海!ですが、気になる大型タンカーがどんぶらこ。



なんと大玉タンク、4基搭載!

厳島海峡を越えて、草津港の方へ消えて行きました。

お腹も心も満たされたので、出発です。


てくてくてく。




ここまで車の通れる道でしたが、行き止まり ( 正確には門が閉まっているため ) に着きました。
画像の右の道の先は行き止まり。



左側は海です。

基本、私はナユミマさんに付いて行くだけなので ( セコ〜 ) 、彼女が浜辺への迂回道を選んだら決して文句は言わない、お利口です。←?



クロックスからトレッキングシューズに履き替えて、ここから浜に降りました。


大小の石がゴロゴロ。



『 大砂利 』という地名らしいので、それっぽい場所のようです。
潮が満ちれば、色の濃い部分の岩まで海に浸かるんですね。
干潮時じゃないと、ここを渡るのはちょっと怖いです。




ザクザクザク。




岩肌に穴が。



遠目に見て洞窟っぽいな、コウモリでもいるのかな?と思いましたが、私たちが中に入ったらピッタリな狭い空間しかなかったです。( 実際に中には入っていませんけど )

この周辺の岩には、アルファベットや数字が書かれた ( 彫られた ) ものがありました。



たいした意味は無いかも知れませんが、意味が分かったら面白いのに。

さて。
潮が引いてないと渡れない場所まで来ました。
もう少し先は『 樫木浦 』と呼ばれる浦、そのさらに先には『 青海苔浦 』という浦があるらしいです。


そのせいか、ぼちぼち岩が青海苔を纏 ( まと ) うように。

ナユミマさんの記事にもありますように、“  登山靴は海辺には向かないかも・・・ ” と私も感じました。


やっぱり、クロックス・・・


イテテ


( 大怪我する可能性大!)




例の穴のさらに奥にも穴がありましたが、それ以上進むのはムリでした。
ナユミマさんが、山道 ( 門が閉められた先の道 ) に出られるはず・・・と、一路山方向ヘ。



私はナユミマさんに付いて行くだけなんで〜・・・とは言っても、遭難経験がある女はちょっと不安・・・



ザクザクザク




ま、待ってケロ〜!




・・・・・・



おおっ!
あったあった!
アスファルト敷の山道が!
 

てくてくてく。

トレッキングシューズのまま、てくてくてく。


てくてくて・・・あ!
小さな案内板が。



ふむふむ。


ここで左折ですか。
数日前の雨で、足元ワル〜汗



トレッキングシューズで良かったですよ、本当。
浜もこんな・・・
右足がちょっと ( 川?) 浸かったけど、さすが防水、頼もしい!
なんて鼻息を荒くしてたら、獣の足跡が。



きっと鹿サンのに違いない!

・・・私の足跡、めちゃガニ股です。


イテテ


( じつは緩やかな “ 上り ” だったもので汗)


足跡を残した鹿サンはまだ居るのか?



いたよ!


いらっしゃっいましたよ!



何かを食べている?ご様子。

宮島の鹿サンは餌やり禁止らしいです。
私が中学生だった頃は、鹿せんべいが販売されていたような?

鹿サンがあまりにも増えすぎて・・・行政の予算が少なく、餌になる芝生の造成や頭数を減らすための避妊手術も難しいようです。
“ 餌を与えなければ山へ帰る ” そうで・・・確かに山には鹿サンたちはいましたけど、今の季節はあんまり餌になるようなものも無いだろうに。
全頭が山に帰ってしまったら『 観光地としての宮島 』っぽくないじゃないですか!
しかも鹿の季語は秋=安芸に通じるし、鹿肉は “ もみじ ” と言われるそう ← 由来は花札の絵 ☆
でも一時は戦後、GHQがハンティングして絶滅 ( 寸前まで?)したらしいですよ。
宮島に行っても鹿サンがいない時期があったんですね。
食料難の戦時中は、ジビエとして狩らなかったんでしょうか?
鹿サンは神鹿として神聖視されていたので、そんなことは無かったかも。

しんろく・・・そういえば音読みで鹿を “ ろく ” って読みますよね。
鹿鳴館とか、金閣寺の正式名の鹿苑寺とか ← 漫画『 珈琲店タレーランの事件簿 』を読んで思い出しました 汗
あと王位など、権力のある位のたとえとして使われることも。
宮島を舞台にして毛利元就サンが陶氏を討った話の中に、こんなのが。
包ヶ浦に上陸した毛利さんの主従らの前に一匹の鹿サンが現れ、陶氏らの陣の裏に通じる道を案内したらしいです。
シカ=神官とも。
そんな絶滅 ( 寸前?) したらしい鹿サンを再び宮島に!ってことで、奈良公園の鹿サンを数頭移住させたらしい・・・という話もあるそうです。

道中、出会った鹿サンたちの悲し気な表情が ( お腹が空いていたから?) が印象的でした。
浦に出た時に海辺にいた鹿サンは、私たちに気が付くと逃げて行ったので、少なくとも人間=食べ物を与えてくれる人とは思っていようです。
リラックスして食事してたのに、追い出す形になってゴメンね〜汗
私たちこれから、おやつタイムなのン ☆


アイタタタ


( まったく、ヒドイ人間だよ!)