ETCC110分耐久レース in 鈴鹿サーキット
RIP広報の原です。
いつもRIPスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
4月2日に鈴鹿サーキットで開催された、欧州車限定のアマチュア・レースイベント、ETCC(European Touring Car Challenge)の110耐久レースにRIPのお客様6名、計2チームが参戦され、見事クラス1・2フィニッシュを達成!
M様率いる「124会」チームは、昨年に続いて2年連続クラス優勝されました。
耐久レースは一般的に、1台のクルマを数人のドライバーが交代しながら運転し、規定時間内にどれだけ周回できるかを争う形式ですが、ETCC110分レースは複数の車両でゼッケンとトランスポンダー(タイム計測器)をバトンとしてリレーするというスタイルです。
さらに車両のスペックやドライバーの力量により、ゲーム的なハンディキャップが設けられ、今回はドライバー&車両交代の際に、メロンパンを食べ終わってから次走車のエンジンが始動できることになっています。
車両のスペック、ドライバーの実績などにより、ハンディキャップが大きくなり、メロンパンの数が多くなってタイムが平均化されるなど、速いだけでは勝てないルールとなっており、初心者からベテランまで、皆が楽しめる耐久レースとなっています。
M様を中心に124スパイダー3台でクラス連覇を達成した、「124会」チーム。
今年初出場の124スパイダー2台とアルファロメオ147で結成した、新チーム。
お客様のサポート役として代表の土肥とメカニックの1名、広報の私がチームに帯同いたしました。
鈴鹿に到着したら、すぐに車両の準備。 荷物を降ろして、タイヤの空気圧を調整します。
6時30分から、参加者の皆さんはピットビル3階でドライバーズミーティングに参加。
その間、ピットではメカニックがゼッケンを貼ったりと準備をします。
ゼッケンはバトン代わりになるため、移動が簡単にできるよう、各チーム様々なアイデアで固定しています。
クルマ、ドライバーの装備は走行会と同様で、特別な装備は必要ありません。
8時から下見走行1周。
コースの状況や、フラッグステーションの位置などを確認します。
10:50分のゴールを目指し、9:00AMにスタート。
主催者の決めたハンディキャップに従い、タイム差つけてピットから1台づつスタートします。
我々は39チーム中26番、28番スタートで、そこそこ強豪扱い?です。
新チームの147がスタートする頃には、1番スタート車はすでに1周目を終了しています。
第1スティント担当ドライバーは、前を行くクルマ達をどんどん追い抜くべく力走します。
一人あたり10周交代の作戦で、順調にラップを重ねます。
今回のレースのためにスタッフが自作したピットサインボード。
手作り感満載ですが、遠目からみたら問題なし。 笑
初出場チームは、最初のドライバー&車両交代の際にメロンパンを食べる作戦。
第一ドライバーのO様は、10周走行後に喉がカラカラの状態で、メロンパンを頬張ります。
飲み物を飲みながら食べますが、それでも喉がカラカラ過ぎて、なかなかメロンパンが食べきれません。
その間に、サポートメンバーはゼッケンやトランスポンダーを次走者の車両に取り付けます。
メロンパンを食べ終えてから、エンジン始動。 第2ドライバーがピットから出ていきます。
このあと第2、第3ドライバーへのリレーも順調にこなし、両チームともトラブルなくゴールを目指します。
様々なクラス混走のため、コースサイドでは走行中の順位がわからず、不安もありましたが…。
撮影ポイントからピットへ戻ると、見事「124会」が今年もクラス優勝! 嬉しい二連覇!
初出場チームもクラス2位で、RIP Racing Clubの1・2フィニッシュ!と最高の結果となりました。
ゼッケン・リレーのチームワーク、ハンディ消化の速さなど、クルマの性能だけでなく、チームの総合力を試される楽しいレースです。
興味のある方は是非、ETCCのオフィシャルサイトをご覧下さい。
参加に当たってのご相談、車両メンテナンスのご依頼など、お気軽にRIPへお問合せ下さい。
ドライバーの皆様、関係者の皆様、主催者の皆様、お疲れ様でした!