妻の仰天エピソードvol.39 飼い犬 | ジュンちゃんのひとりごと

ジュンちゃんのひとりごと

その日の気になったもの・出来事なんかを書いていきます

妻の父は元猟師で、家で猟犬のビーグルを2匹飼っていた。

ビーグルは小さくて見た目はカワイイが、結構凶暴で、あまり頭が良くないらしく、飼い主にも噛みつく事があり、妻も何度か噛まれたと言っていた。僕も、妻に

「この犬は噛まないから( ̄ー ̄)」

と騙され、1度噛まれた事がある

そんな妻(ピーちゃん)は、子供の頃、その犬を散歩に連れて行く係だった。
走るのが速く、疲れるからという理由で、ピーちゃんは自転車に乗って散歩をしていた。

ある日、散歩途中に女子高生の集団に出くわした。
オスのビーグルは女好きなのか?その集団にまっしぐら。
ピーちゃんも慌てて全速力で自転車を走らせると、犬は女子高生の前で急に立ち止まった。
その瞬間ピーちゃんは犬をよけて路肩にすってんころりん。
イテテテと自転車を起こすピーちゃんがふと見ると、
飼い主に目もくれず、女子高生に撫でられシッポを振っていた
ピーちゃんは

「このバカ犬がщ(`ω´щ) 」

と激怒したという。

また別の日のこと
今度は男子学生の集団に出くわした
今度は走り出す事もなく、静かに近付き、少年達の前で足を止めた
カワイイ犬だと少年達に言われ、ピーちゃんもご満悦。自分もモテている気分になり、気を良くしていると、少年達が笑い出した。
何故なら、飼い犬が


脱糞していたからだ


思春期のピーちゃんは恥ずかしくなり、引きずるようにしてその場を立ち去った。

カワイイ犬の飼い主から、ウンチする犬の飼い主に降格したピーちゃんは、このバカ犬を恨んだ。

犬という生き物は、飼っている家族の中でランク付けをし、一番強い者の言う事には聞くが、家族の中でも位の低い者はナメて、バカにした行動を取るという話を聞いた事がある。


以降、必ずと言って良いほど、その犬は

カッコイイ男性の前で脱糞するようになった。


バカ犬はきっとピーちゃんの立ち位置を知っていたのだろう。