ピーちゃんの学校では男子が手すりを跨いで滑り降りる
「手すり滑り」が流行っていた。
↓こういうやつ

わんぱくだったピーちゃんは、男子に負けられないと何度かチャレンジした。
しかし、スカートが引っかかって、男子のようにうまく滑り降りれなかった。

圧倒的な力で男子を制圧していたピーちゃんは、男子に負けている事が許せなかった。

色々考えた挙げ句、ピーちゃんはある事を思いついた

「そうだ、ブルマーにして、オシリにワックスを塗れば、速く降りれるはず!」

ピーちゃんは、ブルマーに、いつも床掃除で使うワックスをベトベトになるまで塗った。
これで、男子に勝てるっ!щ(`ω´щ)
準備万端で、てすりに手を掛け、手すりを跨いだ
すると
思いのほかスピードが出た
勝った!
男子もワックスを塗ってないから、これ程のスピードは出ない。
勝利を確信し、喜びの表情を浮かべるピーちゃん
しかし、そんな喜びも束の間。
みるみる加速し、ブレーキが効かないほどスピードが出てしまい、驚くピーちゃん。
そして、そのまま一気に手すりから転がり落ちた

わ~~~
ゴロンゴロンゴロン
大事には至らなかったが、ひっくり返って目を回すピーちゃん。
その時
偶然にも、転げ落ちた場所に、友達と一緒に歩いていたピーちゃんの姉がいた。

一緒にいた友達に
「あの子、何してんだろね~。男の子みたいに滑り降りたのかしら?バカね~~www」
と言われ、気まずくなった姉は、とっさに、これが妹だという事を隠そうとした。

その後、ピーちゃんは姉に呼び出され、こう言われた。
「今から学校では、アンタが私の妹なのは、絶対秘密だからね!щ(`ω´щ) 」
それ以来、小学校を卒業するまで、ピーちゃんは姉と学校内で話す事は無かった。