こちらのブログでは、漫画「薬屋のひとりごと」3巻に関する感想を書いています。
こちらは中編となります。前編を未読の方は、
ネタバレ注意です。
毒入りスープ事件の推理がひと段落したマオマオ。ですが、後宮内ではその事件の話題でもちきりだそう。
マオマオの同僚の侍女、噂好きの小蘭(シャオラン)は、毒入りスープを飲んだ毒見役の侍女に興味津々。
小蘭~あなたの隣で話を聞いてるのがその毒見役ですよ~。
もちろんそれを明かす気はないマオマオ。
小蘭は情報を得られずガッカリしますが、気を取り直して園遊会での簪などについてマオマオに尋ねます。
4つ貰ったと答えたマオマオに、「じゃあ後宮から出られるんだね」と。
ん?どういうこと?と驚くマオマオに、小蘭は、簪などアクセサリーの別の意味について説明してくれます。
どうやらアクセサリーをくれた相手を保証人として、後宮の外に出ることができるのだという。
そうと決まれば里帰りだ!
早速マオマオは、簪をくれた人の中から李白に、里帰りする際の保証人になってもらおうと交渉します。
交渉の対価として提案したのは、高級妓楼・緑青館での花見。
しかもその紹介状に書かれている名前は、高級官僚でもなかなか手を出せない三姫、白鈴(パイリン)・女華(ジョカ)・梅梅(メイメイ)。
本物なのか疑う李白でしたが、このチャンスを逃せば一生お目にかかれない面々です。迷いに迷った末、マオマオの身元引受人の役目を引き受けることに。
3日間という時間ではあるけれど、久しぶりの里帰りに喜ぶマオマオ。
しかし、同僚の玉葉妃の侍女たちからは、何やら必要以上の祝福と羨望が。
おや?どうやら小蘭の説明した以上の意味が、簪にはありそうです。
それに気づかぬマオマオ。
事件には働くマオマオの鋭い勘も、こんな時には全く発動しません。
興味のないことには、むしろ鈍感よね、マオマオって…。
「可哀想なのはあの子だわ …本当に面白い。」
玉葉妃は面白がって、あえて訂正することなくマオマオを送り出します。
可哀想なあの子とは…そう、壬氏です。
お気に入りのおもちゃでもあるマオマオが、山積みの仕事を片付けている間に里帰りしてしまったのです!しかも、自分の知らぬ男と…!
簪の意味を知っているらしい壬氏は、大変なショックを受けている様子。
その様子を見て笑いをこらえる玉葉妃。
玉葉妃…人が悪い。(笑)
そんな壬氏の気持ちはつゆ知らず、マオマオは李白を、緑青館のやり手婆(店主)に紹介します。
李白を見て、長く搾り取れそうだと判断したやり手婆は、筋肉フェチの白鈴を李白の相手につけます。
優秀な武官である李白は、もちろん筋肉隆々な男前です。
白鈴の好みを知っているマオマオは、李白に一夜の夢が訪れることを悟り、その代金が自分の給金では賄えないことに戦慄します。
そんなマオマオにやり手婆は
「あの腕っぷしで白鈴が何もしないわけないだろ」
「ちゃんと勘定に入れとくからね」
「なぁに 最悪身体で払えばいいことさ」
「お前みたいな傷物でも好む好事家はいるからね」
やり手婆…こっわ。(笑)
自分の身体を売らずに済むためにも、マオマオは更なる上客を緑青館に紹介しなければいけませんね。
続きは「薬屋のひとりごと 3巻 後編その1」へ!