このブログでは、「薬屋のひとりごと」2巻に対する感想を書いています。

こちらは後編となります。まだ前編を未読の方は、

「薬屋のひとりごと 2巻 前編」へ。

ネタバレ注意です。

 

 

「園遊会」

 

無事に翡翠宮に戻ったマオマオ。

次なるイベントは園遊会

 

園遊会とは、年に2回、宮廷の庭園にお偉方が集い、様々な出し物や食事が振る舞われる会…らしい。

 

園遊会には、帝はもちろん、正一品と呼ばれる上級妃4人も参加する。

1人はお馴染みマオマオの主・玉葉妃。

そしてマオマオが出張看病した梨花妃。

それから里樹妃(リーシュひ)阿多妃(アードゥオひ)

 

園遊会に向けて侍女達はお揃いの衣装着て化粧をキメて…と気合いが入ります。

どうやら負けられない女の戦いがそこにはあるよう。

いつもより気合いを入れた侍女達へ、玉葉妃からのアクセサリーがプレゼントされます。

「変な虫がつかないように」と。

 

ところがマオマオは、化粧で敢えてソバカスを描いていた理由や、誘拐されて後宮に来ることになったいきさつを知り、責任を感じた壬氏から、早速かんざしをプレゼントされてしまいます。

 

ジンシだけでなく、園遊会では李白(リハク)という武官と、梨花妃からもかんざしを貰ってしまいました。

李白はたくさんの女官に配りまくっているようで、参加賞か…と、深く考えずに受け取ってしまったマオマオ。

拗ねる玉葉妃。

 

アクセサリーを送るのは、「優秀な人材を勧誘した目印として」だと聞いたけれど、どうやら別の意味もあるようで…。

 

そんな事には興味のないマオマオ。

園遊会でも毒見役を務めます。

 

毒見をする中で、どうやら玉葉妃と誰かの配膳が入れ替わっている事に気付きました。

そして、青魚を恐々と、ムリヤリ食べる里樹妃に目を留めます。

 

次々と運ばれる食事の中、スープを口に入れた瞬間、うっとりとした表情になったマオマオ。そして一言 「これ毒です。」

 

いやいやいや!毒を口にした人の顔じゃなかったよ?!?!

何とも美味しそうに毒入りスープを口にしたマオマオ。飲み込む事はせず、すぐに手ぬぐいに吐き出したので大事には至りませんでしたが、研究熱心(?)なマオマオは、むしろ大事に至りたかった様子。マッドサイエンティスト再び。

 

心配する壬氏をよそに、里樹妃を呼び出してもらいます。

 

呼び出した里樹妃とその侍女に、アレルギーの危険性を説明していくマオマオ。

恐々と青魚を食べていた里樹妃は、どうやら魚介類アレルギーだったようですね。

そしてわざと膳を入れ替え、軽い気持ちで里樹妃に嫌がらせをした侍女には遠回しに、しかしキッチリと脅してお灸を据えます。

アレルギーはホント危険だもんね。知識がなかったとはいえ、絶対にしちゃダメ!!

里樹妃は軽いじんましんで済んだから良かったものの、下手すりゃ死ぬもん。

 

でも…と言うことはつまり、里樹妃と玉葉妃の配膳が入れ替わっていなければ、毒入りスープを盛られたのは里樹妃だったという事では…?

 

新たな事件の始まりを予感させて、2巻は終了。

続きは、「薬屋のひとりごと 3巻 前編」へ。

 

気になった方は、「薬屋のひとりごと」ぜひ読んでみてね!