コンプレックスがあった | 自分磨きの勉強日記

自分磨きの勉強日記

声優 佐倉健修の勉強日記

こんばんは!

 

佐倉健修です!

 

絶対大変で、続けないだろうなって思いながら

 

だけど、続けたいし、尊敬してる人みたいに俺も頑張りたいと思って

 

今日からブログ始めます!!

 

24時間以内にあげるとかできるかわからないけど、でも出来るだけ毎日!1記事ずつ上げたいと思います!

 

面白い記事にしたいって思うけど、でもそういうの書くのは得意じゃないし!上手くないので!

 

僕は僕が勉強していること、僕が学んだことを色々書いていきたいなって思います!

 

今回は、「お芝居について」

 

お芝居とか言いつつ、きっと自分の思いとか感情とかを文字にするって感じだと思うんですけど

 

なんでかって言うと、僕の中で「お芝居=人生」だから

 

つまらないことしてる人が=つまらない人生送ってるとか言いたいんじゃなくて

 

人生を使うってことが芝居なんですよ

 

これも書くと長いので、どっかで書きたいんですけど

 

人生であった感情っていうのは、膨大な情報量なんですよ

 

とりあえず、子供の頃転んで、擦り傷できて、血が出た時の痛み思い出してみて

 

RPGもので体を切られた時の痛みの声とか、もろでるよ?

 

俺は出る

 

出ない人は思いが足りない

 

言い切る

 

絶対そうだと思う、てかそれを思い出して芝居できないって言うなら

 

できないことをできるようにする、もしくは、別の体験から持ってきて

 

僕はそういうのから持ってこれない時は、自分のお腹をリアルにめっちゃつねったりして痛みを感じながら芝居したりする

 

それくらい心を込めたいからね

 

熱くなって話が逸れた!!

 

そっちじゃなくて、今回は、僕が抱いてたコンプレックスが少し解消されたお話をします

 

僕はですね

 

コンプレックスがあったんです

 

っていうか今もあります

 

それは、「声」です

 

え〜!?って言ってくれる人

 

本当ありがとうマジ好き、もっと言って←

 

でも、そうなんです。コンプレックスなんです

 

僕の声は所謂、中音域というか

 

ミドル系の音からあまりでないんですよ

 

その中で、ローに行ったりハイに行ったりして、芝居してます

 

それがすごいコンプレックスだった

 

男性なんだから低い声がいい

 

男性なんだから、高い声出して珍しくありたい

 

そのどちらかで居たいって思っていたし

 

なんなら高い声だと思ってた

 

でも、そうではなくて、とっても普通の声

 

それを鍛えて低い声にしたり高い声にしたり

 

めちゃくちゃ頑張った

 

それだけしかやらないで音にこだわってた時期もあった

 

その時期死ぬほど、「こえ部」やってた

 

今はないけど

 

でも、全然変わらなくて多少変わっても納得できなくて

 

こんな声、誰が好きになるんだよって

 

低い人いいなー、高い人いいなー

 

いい声ですねって言われたいなぁって

 

毎日そればっかり考えて1年くらい過ごしてた

 

正直、去年の朗読ステージvol4まで、ずっと思ってた

 

でも、その本番の時に、友達であり、共演者の方がね

 

しかも好きな芝居の人がね

 

「いい声なんだから」

 

って何気なしに言ってくれた

 

今も覚えてる

 

褒めらたって

 

もちろん、その方以外にも褒めてくれてた人もいたし

 

それが耳に入らなかったわけじゃない

 

いい声かもしれないって思おうと思ってた

 

でも、あの時のあの言葉から、強く思えるようになった

 

あ、自分はいい声なのかもしれない

 

そして、心の芝居だけをし続けて、それ以上、どうしたらいいかわからなくなってたところに

 

自分の中で禁断としていた、声の芝居を取り入れた

 

もちろん、うまくいかなかった

 

簡単に心と表現に特化した声を合わせるなんて出来ない

 

だから研究してた

 

でも、もう無理かもしれない

 

思いつかないし

 

TVで出てる人だってあんまりできる人いないし

 

高みを目指しすぎたかなって思った

 

そんなゾディアックの本番中

 

二巡目が始まる日の朝

 

何もかも、安心してたけど、超大変な3ステの日

 

自分だけに集中できた

 

本番で壇上に出る直前まで一人で入られたから

 

集中できた

 

自ずと、考えた

 

アルファルド…君は、どうして、破壊と混沌の化身なんだい?

 

どうして、アイズに干渉するんだい?

 

もちろん、脚本を書いてる自分には、その答えがある

 

でも、それだけじゃない

 

演出家としての答えまである

 

でもそれだけじゃダメなんだよ

 

役者は役者なんだよ

 

俺の本だろうと、俺の演出だろうと

 

その上に俺が役者として立たなきゃいけないんだ

 

そして、得た

 

思いついた

 

アルファルド…この答えでいいかい?僕は、君を、こう演じるよ

 

不思議と、壇上に向かう足取りが軽くなった

 

いつもよりも足音を立ててマイクの前に行く

 

台本を開く音ですらクリアに届けたい

 

ゆっくりと、切なく、開いてみた

 

アイズ「始まりの輪舞曲〜ロンド〜」

 

自然と一度目を閉じて、開いた

 

涙が流れた

 

あぁアルファルド…君は、ずっとこんな思いをしながら、この言葉を発していたんだね

 

なんて苦しくて、なんて切なくて…わかったよ君の気持ちが

 

そんな想いになった

 

自分が書いたのに

 

自分が生み出したのに

 

役者としてやっと理解できた

 

アルファルドのことが

 

そして、その回から共演者に褒められるようになった

 

その回から知らないお客様に声を褒められるようになった

 

SNSで感想をもらえるようになった

 

わかったんだ

 

俺が一番、キャラを理解していなかったんだ

 

いや、理解してるっていう限界を敷いてたんだ

 

そう実感した

 

だから、声のコンプレックスが今は少し減った

 

アルファルドは思いっきり、声の芝居と心の芝居をリンクさせた

 

声の芝居をすることで雰囲気を作って、その雰囲気に心を乗せて、テンションをあげて

 

その思いのまま放って、ぶちまけて、整理して、回収して

 

それを繰り返す

 

届けるんじゃない

 

伝えるんだ

 

押し付けるんじゃない

 

渡すんだ

 

気持ちを相方に

 

気持ちをお客様に

 

そう思えるようになった

 

今は、まだ不器用で簡単に、このモードにはなれないし

 

今でも自分の声を明確に好きにはなれてない

 

コンプレックスを取り除けてはいないけど、これは俺の一部だから

 

俺が認めてあげるしかない、変えられるものじゃないし

 

どう向き合っていくか考えて考えて考えて

 

その末、悠くんにたどり着きたい

 

今はそう思ってる

 

俺は俺のために芝居をしよう

 

今はそれが、君声のためになるから

 

それでいいんだ

 

そうだよね?悠くん

 

君は、どうして玲衣のことが好きなの?

 

声だけじゃないよね

 

っていうか、照れて言っただけで、言葉にできてないだけで

 

本当はあるんでしょ?玲衣の好きなところ

 

見つけるからね

 

玲衣とした、一番幸せな思い出を

 

一番玲衣としたかったことを

 

見つけるから

 

待っててくれ、悠くん

 

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!