二月三月の読書日記は、ごった煮読書。 | Le gardien de la couleur

Le gardien de la couleur

絵comono作家の若井のてふてふとした日常ブログ。

日々感じた事を徒然なるままに。
最近は、健康作りも入ってます。

 

二月三月は、十二国記がメインで読んでおりましたが

それ以外にも、色んな本を読んでました。

 

絵のない絵本』(アンデルセン作)もその一つです。

これは、貧しい画家の青年が、夜毎訪れる『月』が

語るお話に心慰められるお話です。

 

この内容を、幼少期にレコードで

聴いて覚えていたので、実際文章で読むと

また違う印象を覚えました。

子供向けにもう少し噛み砕いた文章だったと記憶しております。

オムニバス形式で、今思うとこの当時は斬新だったでは?と

思います。

 

 

次は『ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜

(三上 延著Kadokawa文庫)です。

 

このシリーズは全部読み終えた筈でしたが、

最後の後日談の第八巻目です。

出てくる主要メンバーの子供に、

事件を語る形式なのですが、色んな小説が

ちょこちょこ出て来て、必見。

 

登場人物の成長ぶりも、読んでて嬉しい展開です。

 

 

去年児童書の棚で見つけた『アーサー王の世界』シリーズの

最新作が出てました。

 

荷車の騎士ランスロット アーサー王の世界5

(齋藤 洋著 静山社出版)

です。

最強の騎士と謳われているランスロットが

仕えるべき主君の妻に懸想し、

思いを断ち切る為旅に出る所から話は

始まります。

 

改めて、読んでみて、ゲームの中で

最強と謳われているランスロットが

色々雑に扱われていて。不憫。

 

ストーリーの中に

どこかカオスな感じが色々想像を

掻き立てます。

 

 

最後に

営繕かるかや怪異譚 その弐』(小野不由美著

KADOKAWA)です。

 

十二国記でお馴染みの小野氏の作品です。

営繕屋は、死者の声を聞き修繕すると言う

怪談なのですが、十二国記とは全く違う語り口で

どうしても夜に読みたくなるお話です。

 

怖いんだけど、どこが懐かしくて

切なくて、愛おしい。そんな怪談です。

 

個人的に収録作の『まさくに』が

一押しです。

 

以上、読書日記でした。