二月三月も読書日記。十二国記編。 | Le gardien de la couleur

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絵comono作家の若井のてふてふとした日常ブログ。

日々感じた事を徒然なるままに。
最近は、健康作りも入ってます。

 

二月三月も読書三昧な月でした。

 

12国記シリーズ最新作『白銀の墟 玄の月

(しろがねのおか くろのつき)全四巻』

(小野不由美著新潮社文庫)読破しました。

図書館で予約して、ようやっと全巻来て

読み耽りました。

 

余りに重厚な語り口に、のめり込みながら

毎回、情報量の多さに酔いそうになりながら

読みました。

 

一巻では、主上を探して

果てしない旅に出た泰麒。

小さい頃から知っていた彼が、どんどん成長して

清濁問わず歩む姿を見守る様に読みました。

 

二巻では、泰麒と李斎の二人が

メインでお話が進みます。互いに互いを想うが故の

行動が、息遣いが感じられました。


三巻では、李斎が情報に振り回され

それでも歩みを止めない姿。隻腕になりながらも

信念が揺らぎかけても、なお進む姿が生き生きと描かれてます。

 

四巻は、今まで

あまり語られなかったラスボス(私の中の)

の阿選の人と成りがよく分かります。

また主上である驍宗が何故行方知れずになったのか

盛り沢山な四巻でした。

 

全部に通じて、語りかけてくるのは、

『国とは?人とは?』

凄く考えさせられました。

 

今の日本、世界の国々全てを

見透す化の様な大きなストーリーでした。

 

最終巻である四巻を読み終わった時に、

旅を終えた彼等と同じく疲労困憊になりました。

 

この本を読む時は、体力が必要です。