6年振りの日本帰省 97 心と体のリハビリ・仕上げ ③ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  「折角だから、行こうよ~!」

 

 

  「え~っ? 別にエエよ~!」

 

 

  …となったのは「ミヤちゃん」に

 

 

  『スーパー銭湯』

 

  …に誘われた時の最初の会話。

 

  

  「アタシは毎週行ってるのよ、

 

   一緒に行こうよ~!」

 

 

 

 

  実は「ミヤちゃん」、私が帰省して御世話になる度に

 

 

  「どうせ私の趣味だから~!」

 

 

  …と言って「一泊旅行」に連れ出してくれる人だった。

 

 

 

  ソレが完全パッケージと言うか、指定の駅に集合して無料送迎バスに乗り込み、途中二回ほど「トイレ休憩」と称したお土産店中継?があり、夕食も朝食も「併設レストランで食べ放題!」、帰路には「指定ショッピングセンター」で各自昼食兼買い物してね、という

 

  「ミヤちゃん好み」

 

  …の強行スケジュールなので、私一人だったら絶対無理!……なのだが、基本の旅行費用は全て彼女が払って(注;子供が居た時は子供の分も!)くれるのだから文句を言える訳もない。

 

 (一緒の時間は楽しいしね!)

 

 

  それが今回の帰省では互いのスケジュールの都合もあり事前に「そういう話」は一切出なかったので、私は最初から(前記した二人に会う以外は)最後まで、まさに

 

 

  「の~んびり」

 

  …と過ごす予定だったのだが、私からすれば『元祖アクティブ』と言える「ミヤちゃん」としてはそれでは満足出来なかったようだ。

 

 

 

  「じゃあ、勝手に

 

 (一人で)行ってよ~!」

 

 

 

  「ナニ言ってんのよ~!

 

   今まで行った事ないんでしょ?

 

  (はい、ありません) 

 

   折角だもん、行こうよ~!」

 

 

 

  「こう」と決めたら押しが強い「ミヤちゃん」。

 

 

 

  結局、関西らしく(?)狭い地域を二回乗り換えて(こういう「マメさ」は本当に驚愕する私)彼女がお気に入りという「スーパー銭湯」へ。

 

  

 

  「最初は〇〇(直行で行ける場所)

 

   行っていたんだけどね~、

 

   割引券貰ったから行ってみたら

 

   こっちの方が

 

  『施設』が充実しているから~!」

 

 

 

  因みに彼女の言う『施設』とは、漫画オタク(但し興味の範囲はかなり狭い!)とも言える彼女が好きな「読み放題の漫画」の規模のこと。

 

 

 

  普段(=毎週)は

 

 

  「半日、漫画読んで過ごしてるのよ~」

 

 

   ……彼女らしいな~と思いつつ、実は

 

 

  「『スーパー銭湯』と

 

  『カラオケ』と、

 

  どっちがイイ?」

 

 

  …と迫られて

 

 

  「『スーパー銭湯』!」

 

 

  …と即答した私だったのでありました……!