「折角だから、行こうよ~!」
「え~っ? 別にエエよ~!」
…となったのは「ミヤちゃん」に
『スーパー銭湯』
…に誘われた時の最初の会話。
「アタシは毎週行ってるのよ、
一緒に行こうよ~!」
実は「ミヤちゃん」、私が帰省して御世話になる度に
「どうせ私の趣味だから~!」
…と言って「一泊旅行」に連れ出してくれる人だった。
ソレが完全パッケージと言うか、指定の駅に集合して無料送迎バスに乗り込み、途中二回ほど「トイレ休憩」と称したお土産店中継?があり、夕食も朝食も「併設レストランで食べ放題!」、帰路には「指定ショッピングセンター」で各自昼食兼買い物してね、という
「ミヤちゃん好み」
…の強行スケジュールなので、私一人だったら絶対無理!……なのだが、基本の旅行費用は全て彼女が払って(注;子供が居た時は子供の分も!)くれるのだから文句を言える訳もない。
(一緒の時間は楽しいしね!)
それが今回の帰省では互いのスケジュールの都合もあり事前に「そういう話」は一切出なかったので、私は最初から(前記した二人に会う以外は)最後まで、まさに
「の~んびり」
…と過ごす予定だったのだが、私からすれば『元祖アクティブ』と言える「ミヤちゃん」としてはそれでは満足出来なかったようだ。
「じゃあ、勝手に
(一人で)行ってよ~!」
「ナニ言ってんのよ~!
今まで行った事ないんでしょ?
(はい、ありません)
折角だもん、行こうよ~!」
「こう」と決めたら押しが強い「ミヤちゃん」。
結局、関西らしく(?)狭い地域を二回乗り換えて(こういう「マメさ」は本当に驚愕する私)彼女がお気に入りという「スーパー銭湯」へ。
「最初は〇〇(直行で行ける場所)に
行っていたんだけどね~、
割引券貰ったから行ってみたら
こっちの方が
『施設』が充実しているから~!」
因みに彼女の言う『施設』とは、漫画オタク(但し興味の範囲はかなり狭い!)とも言える彼女が好きな「読み放題の漫画」の規模のこと。
普段(=毎週)は
「半日、漫画読んで過ごしてるのよ~」
……彼女らしいな~と思いつつ、実は
「『スーパー銭湯』と
『カラオケ』と、
どっちがイイ?」
…と迫られて
「『スーパー銭湯』!」
…と即答した私だったのでありました……!