6年振りの日本帰省 10 今回一番の奇跡? ⑥ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  正直、最初に聞いた時は冗談だと思ったですよ、ホント。

 

 

 

  先ず最初にモノレール!

 

  私は「タダ券」を貰っているけど普通に乗るにはオカネが掛かりますしね。

 

  「あ~いやいや、い~んですよ、

 

   彼(=Sさん)にとっても初めてだから、

 

   いい経験になりますからね!」

 

 

  …そう言って「ゆうご」さんは再び

 

 

  「こっちこっち!」

 

 

  …とカートを押す私を誘導し始めた。

 

 

 

   実は私、国際線からの乗換は「いつも」であっても羽田線の「モノレール」を使うのは初めて、というヒト。

 

 

  つまり右も左も判らない状況だったので、これは本当に有難い状況だったと言える。

 

 

 

 

  いや、もっと言うと二人は

 

 (荷物が来ていたとしても)

  「自分達のは

 

  大した量じゃないから、

 

  同じことをやりましたよ」

 

 

  …と言ってくれたのだけれども、もしも彼らの荷物が普通に来ていたら、私の方が申し訳なくて固辞し続けたと思う。

 

 

 

  とにかく。(👈今回多いですな💦)

 

 

 

  カートを押した状態で改札口まで行き確認すると、やはりカートを使えるのはここまで、と言う。

 

 

  私が貰った「タダ券」=本当に単なる「チラシ」風のものを見せると

 

  「あ~、出た所の駅員に渡して下さい」

 

 

  …と、私と駅員さんがそんな会話をしている間に「ゆうご」さんはサッサと自分達二人分の切符を買っていたばかりでなく、私のカートからテキパキと大きなスーツケースを一つずつ取り上げると

 

  「え~っとぉ~、

 

  第一ターミナルなら

 

  こっち側から乗った方が良いですね~!」

 

 

  …とまさに慣れた感じで歩き出してくれたので、本当に私は後について行くだけの恰好になった。

 

 

 

 

  いやとにかくホント、この時はず~っと感激してましたよ、私。

 

 

  毎度のことで「コレが『モト』だったら…」と思うと特に…!

 

  (あ、「アレと比べる事がもうオカシイ」との声が聞こえた……??🤣)

 

 

  先ず最初に

 

(純粋に)

  「自分以外の『ヒトの為』に

 

   自分の手間や時間やお金を使う」

 

 

  …という事が皆無だった(過去形じゃないけどね)し、それ以前に

 

 

  「他人の荷物を自分が運ぶ」

 

 

 

  ……なんて、まさに「イザという時」=震災に遭った時でさえも見事に無かった、というヒトですからね~!

 

 

 

  「自分の荷物を妻に運ばせて平気!」

 

  「自分『ダケ』楽することが平気!」

 

 

  …ということが「日常モード」だった人間が長年の「相棒」(という気持ちは最初から最後まで微塵も持ったことは無いのだけど…🤣)だった私にとっては、本当に……!

 

 

 

  。゚(゚ノ∀`゚)゚。