この話(👆)の通り、外見からしてすっかり『改悪』されてしまった我が街の公衆トイレ。
「タウン」=商店街のド真ん中にあり、普通に「使い易い場所」だったから尚更罪は重い。
さて。
先に書いたようにこのトイレは人通りの多い通路……と言うよりも
「便利な抜け道」
…と言えるような場所にあるので、トイレ利用以外でも人通りが多い。
もちろん私も良く通る訳だが、先日そこで
「ああ、こういう事も起こるよな~」
…と思った事に遭遇した。
珍しく?普通の車椅子(注;「タウン」では障碍者用スクーターのようなものに乗っている人が多い)に乗っているお爺さんが、並んだトイレのドアを一つ一つコンコン叩きながら
「ちょっと~、誰か入ってる!?」
…とやっていたのだ。
イヤイヤイヤ、ジイさん、そこ…
「女子トイレ」だから!
…と一瞬思ったが、次の瞬間には「さもありなん」と思った私。
と言うのも、
① 一つ一つのドアが大きく(広く)て
「ユニバーサルトイレ」風で、
車椅子ごと入れる(だろう)から勘違いした
② 「女子」「男子」「ユニバーサル」の
ピクトグラムが小さく、
且つ子供や車椅子の位置からは
見え難い(私の視線より少し高いくらい)場所にある
③ 先に書いたように
「使用中」「空室」のサインが
完全に判り難い
(幅1センチ、縦2ミリ)
…更に付け加えると、「ドア」そのものが物凄く重くてキツく、逆にキチンと閉められると中に誰も入っていなくても中々開かない(から「入っている」と誤解する?)ということも「使って判った」こと。
ノックしても返事が無いからドアを開けようとしても普通の力ではビクともしないから
「あ、誰か入っているんだ」
…と勘違いしても仕方ないだろう。
(そも、中が広いから誰か居ても「ドア」をノックすることは出来ないけどね💦)
ジイさんは一つコンコンしては諦め、コンコンしては諦め……を繰り返していた。
罪な『改善』だよな……と後ろ髪を引かれつつ、急いでいた私はそのままその場を後にしたのでありました……!