私が「モト」と結婚した時、当然?「モト」は自分主導となった「結婚式」とか「披露宴(=披露パーティー)」をする、などという意識は一切なかった。
(まあ『結婚指輪』ですら「ボクはクリスチャンじゃない!」という『正当な理由』で無視したヒトだしね~)
私自身もそういうことには特に興味もなかったのでその通り……にする予定だったのだが、そんなことしたら
「親戚に示しがつかない!」
=本来なら一大イベントとして
親戚中に自慢出来る機会じゃないか!
…という意識の親が半強制的というか一方的に、家族の誰も一度も行った事がない神社で極簡単な「式」をした後に「記念写真」の撮影(←こっちの方がメイン)だけはした。
更にいよいよ家を離れる、という少し前に結婚祝い金&出産準備費用として当時としてはまとまった金額をくれた。
まとまった……と言っても妙に中途半端な金額で「何で?」と思ったのだが、考えてみたら「姉の結婚披露宴」の後に両親が払っていた金額の丁度「半額」だったから
「ま、コノ子にはコレくらいで十分だわ!」
…という『無意識の意識』だったのかな~、と今は思う。
いや、本題はそういうことでなく。
親(と言うか母)から私の口座に振り込まれたそのオカネを、私はまさに
「万が一の為に」
…と思って「マオ」の出産が過ぎてもそのままにしていた。
と言うのも、結婚した時点で既に日本に暮らして=働いて丸二年になっていた「モト」の口座には……
殆どオカネが無かった
…から。
当然のことだが「給与振込」の場として来日直後に開設されていたその口座は、本当に毎月毎月、給料日一~二週間位前になると常に
残高三桁
…という状況になっていた。
その理由は?
「日本の物価が高いのが悪い!」
…だって
「ボクは
(一回に)
1000円
『しか』
使っていないのに!」
…確かにそれまでの「モト」の通帳には、家賃と公共料金(だろう)以外は
「1000円」
せいぜい
「2000円」
…という数字がズラリと並んでいた。
(1000円は10回で10000円になる、という計算は出来なかったらしい…!??)
当時のATMでは端数=1000円以下の引き出しは出来なかったから、まさに引き出しが出来なくなった時点で
「後は塩舐めて我慢」(←昭和の感覚?🤣)
…という繰り返しだった、ということはその後の結婚生活で「モト」という人の
「一生変わらないだろう習慣」
(だって『自覚』がないんだから、ね~?)
…と言うか『本性』と言えるレベルの『悪癖』であることを、その時点で私は未だ理解し切れていなかったのでありました……!
★今回の話の切っ掛けとなった動画がこちら。