『貯金がある』ことを言ってはいけない …と「私が」本気で思う理由 ⑦ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

  まさに

 

  「カネの切れ目が縁の切れ目」

 

  

  …じゃないが、私の中でそれまでの「二人」に対する友情や信頼がドンドン壊れて行く音がしていた。

 

 

 

 

  何と言っても借金した当人(達)の方から

 

 

 (自分達と違って)

  「アンタに今直ぐ必要なオカネじゃないでしょ?」

 

 

  …なんて言い出したということは、

 

 

 

  「もう私達のオカネなんだから文句言うな!」

 

 

  …と言っているようなものだ。

 

  

 

 

  まして「シシ子」は私が周囲……特に『四人組』の他の二人に言わないことを知っているから、私にさえ我慢させれば

 

 

  「自分(達)の恥」

 

 

  を秘密裏に処理出来る、

 

 

  = 自分は「今まで通り」

 

    エラそうな態度のままで過ごせる!

 

 

 

  ……程度にしか考えていなかったのだと思う。

 

  (いや、考えてもいないか)

 

 

 

  とにかく。

 

 

  私への対応がドンドン「開き直り」になって行った「シシ子」、完全に「逃げ腰」……と言うよりも実際逃げ回っていた「K氏」。

 

 

 

  そうしたやりとりの中で私は「K氏」が「問題」が起こった早い時点で『民間金融』に手を出していたことも知る。

 

  それも複数社から。

 

 

 

  私自身「そういうもの」に手を出す人が周りに全く居なかったから「そういうヒト」の気持ちが全く判らなかった。

 

 

  そして、当然その返済も怠っていて店=『民間金融』から職場の「K氏」に催促の電話が来るようにもなっていたらしい。

 

 

 

 

  そんな中で「シシ子」の態度は判り易く曖昧になって行った。

 

 

  「窮鼠猫を噛む」じゃないが「逆ギレ」という態度に出られたことも一度や二度ではない。

 

 

 

  段々立場が逆転……と言うよりも私自身の気持ちが変化する中で、私も少しずつ「シシ子」を問い詰めるようになる。

 

 それも私が「常識」と思う方向から。

 

 

 

 「何で先ず『K氏の親戚』からは借りないの?」

 

 

 「ごにょごにょ……」

 

 

 「何で『☆☆』(=「K氏」の友達)からは借りないの?」

 

 

 「ごにょごにょごにょ……」

 

 

 「約束を破っているのに、

 

  何で「K氏」本人からは何も言って来ないの?」

 

 

 「ごにょごにょ……ごにょ…」

 

 

 「これって『逃げている』ってことだよね?」

 

 

 「……!」

 

 

  「シシ子」にしてみれば「反逆」とも言える態度に出た私が余程意外だったのかもしれない。

 

 

 

  『約束の日』から二か月以上過ぎた時、やっと「シシ子」の計らい?で「K氏」本人との『三者面談』が実現することになる。

 

 

 

  人っ気のない、真昼間の公園の片隅で……!

 

 

 

 

 ★今回の話の切っ掛けとなった動画がこちら。