お鍋でご飯 ② 説明は長いけど、やることは簡単! | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

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 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 


  ブロ友さんのコメントで駐在員の方が帰国する時に炊飯器を譲ってもらった……という話があったけれども、そう言えばかなり前(=独身時代)に、海外赴任した一家が「船便」の引越荷物が届くまで御飯が炊けなくて困った……という話を読んで、まさに

 

  『目がテン』

 

  …になった思い出がございます。

 

 

 

  今のように一応でもクソ不味い(ヾ(- -;))レンチン御飯が手に入る時代じゃなかったろうし、持ち帰りの店だって全部長粒米だもんね~。

 

 

 

  「マオ」にも良く言っていたんですよ。

 

 

  「自分が食べたいモノを自分で作れるって、最強だよ」

 

  …ってね~。

 

  そうなれば「料理上手」っていうだけで冷めてしまった相手と一緒に居る……なんて必要なくなるから、と。

 

 

  今ならきっと、更に真ん中に

 

  「自分で工夫して」

 

  …を入れるかもしれないですけどね~?

 

 

 

 

  さて、『お鍋でご飯を炊こう』編。

 

 

  用意して頂きたいのは

 

 

  『蓋がぴったり出来る鍋』

 

  …これであれば、特に厚手・薄手は問いません……私は。

 

 

 

 

  ただ、お米の量に対して余り薄くならないような大きさ=直径の鍋を選んでください……って、どういうこと?と思いました?

 

  「炊飯」ってのは、米(と水)にある程度の「深さ」がないと対流が起こらないと美味しくないのでね~。

 

 

 

  2~3合なら直径16㎝くらいで雪平鍋くらいの深さがあれば十分です。

 

  量が多い場合はもちろんそれなりに、ね。

 

 

 

 

 

  で、次は『水加減』の御話。

 

 

  基本は

 

  「計量した米の『かさ』の1.2倍」

 

 

  …なのですが、何じゃそりゃ?となる方も居ると思うので

 

 

  「計量した米の『重さ』の1.5倍」

 

  …と同じです、と申し上げます。

 

 

  具体的に言うと

 

  一合の米は約150g

 

  だから

 

  水は225cc(=g)ね。

 

 

 

  そこで2合の米は300g=水は450cc

 

 

  …この割合で一度炊いてみて、あとは米の状態(新米直前の時期の米は結構吸水量が増えます)や個々の好みで加減してみてくださいまし。

 

 

 

  米をサッと洗って、水加減して、最低30分程吸水させたら蓋をしてスタンバイOK。

 

 

  ガスであればどんな鍋でも絶対に鍋から火がはみ出ない火力で始めますが、米の量が少ない場合は「強火」ではなく、

 

  『中火の強火』

 

  …くらいから始めます。

  

  沸騰するまである程度時間を掛けるのが良いのですが、量が少ないと直ぐ沸騰してしまう。

 

  それを少しでも遅くする、という感じです。

  

  だから量が少ない場合は「氷」を入れて炊く、ということをする場合もあるんですよ~。

 

 

  逆に沸騰まで余りに時間が掛かるのも駄目なので、量が多い場合……いわゆる「集団給食」レベルになると『湯炊き』と言って、吸水させた後に一度水を切って、熱湯注いで炊き始める、ということもします。

 (ああ思い出すわ、バットのような特大しゃもじ…!)」

 

 

  あ、ちなみに「沸騰するまで」ならば何度蓋を開けても良いですが、沸騰したら基本『蓋開け厳禁』ですよ~!

 

 

 

  沸騰したらグッと火を弱め、約10分。

 

  ここら辺が不思議なんですが、量が違っても何故か殆ど同じなんですよね~。

 

  だから「タイマー」を使った方が良いかと思います。

 

  10分過ぎて、水分が殆ど無くなって来たな~、と思えたら……これは別に「絶対」ではないんですが、特に「ガス火」なら……一瞬火力を強くして、軽く

 

  「パチパチ」

 

  …という音がするくらいで止めると軽い「おこげ」が出来るくらいで美味しくなりますよ~。

 

 

 

  火を止めたらその後の10分は

 

  「赤子泣くとも 蓋取るな」

 

  …の時間。

 

 

   絶対・必須・死守の世界。

 

 

  「美味しい御飯」にはコノ時間が凄く大切です!

 

 

  と言っても置いておけば良い、というものではなく、個人的感覚で言えば

 

   「10分以上、15分以下」

 

 

  そしてその「10分」が過ぎたら蓋を開け、もう一つ大切なこと。

 

  「全体を軽く混ぜ(ておく)」

 

  

  これも「必須」!

 

  

  …良くドラマなどで炊飯器を開けて直ぐの「真っ平ら」なままの御飯を、茶碗の分だけ「掘る」ようなシーンがありますが、ソレを観る度に私は

 

  「あ~ああぁ~!」

 

  …と深く溜息を吐いておりますのよ……!

 

 

  更に「その後」……『炊飯器』では特に問題は無いかと思いますが、『鍋』や『レンジ炊飯』をした場合。

 

 

   「残り御飯は

 

  『冷蔵庫』に入れるな」

 

  …でございます。

 

 

 

 

   御飯は『冷蔵庫』の温度が一番マズくなります。これホント。

 

  日本のコンビニの弁当コーナーなどでは湿度も含めて温度管理されている機器も多いのですが、こっちの弁当(の御飯)が美味しくないのは温度が低過ぎ&長時間保存しているせいもあるのです、ハイ。

 

 

  御飯の保存は「室温」か「冷凍」のどちらかが絶対、ということも覚えておいて下さいまし。

 

 

 

  因みに只今絶賛一人暮らしのワタクシ。

 

  一回に約2合の米を炊くと先ず専用にしている小型タッパー(約150gの御飯が入るくらいの大きさ)に4~5個ほど詰めて冷ましている間に残りをその時の御飯として食べ、後片付けの時に冷凍庫に放り込む、ということをしています。

 

  「次」からは一個取り出しては電子レンジで温めてそのまま茶碗にポン!……なのでラクですの。

 

 

  

  こういうのも、「つくれぽ」って言うんですかね?

 

 

  でも、今回も「つくれぽ」お待ちしてま~す!

 

  あ、御質問もあればどんどんコメント欄にど~ぞ!