私の『地雷』かも? 3 …「ウザい」んだよ、ホント! | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  ホント、まさに『下』の「ミス・びっち~」のように

 

 

  「泊まりに来た誰か=『オトコ』!」

 

 

 

  ……ではないが、ホントどうもコノ国の人達は

 

 

  「男女」=「下半身関係」

 

 

 

  …と直ぐ結びつけることが『好き』だよな~、と思う。

 

 

 

 

  まあ日本でも「そういうヒト」に何人か遭遇したことはあるけれども

 

 

  「ああ、アナタはそういうことが『好き』なんですね」

 

 

 

  …と言い返すと態度急変、時には身体を震わせ顔を真っ赤にして反論されたものだ。

 

 

 

  まあ大抵は

 

 

  「でも、『好き』だからこそ

 

  直ぐそういう方向に考えることが出来るのでしょう?

 

 

  私には思いつきもしませんでしたよ」

 

  …と返すとほぼ黙ったけど。

 

 

 

 

 

  「ワゴン」の時にしても

 

 

  こっちが「友達」と紹介したんだから

 

  単に「友達」でしょ~が!

 

 

 

  …というくらいしか私は考えないのだが、それでも取り敢えず?「友達」ではあるから、そこから周囲が勝手に想像するのは

 

 

  「ああ、『そういうヒト』なんだろうから、

 

   好きにすればエエよ」

 

  …くらいにしか思わない。

  (注;『下手に私に絡んで来なければ』の前置詞が付くけど)

 

 

 

 

 

  しかし。

 

 

  『ジュリー』が言って来たのはそれこそ「友達」でもない、ハッキリ言って「名前も知らない」相手である。

 

 

  まして軽いジョークの一つとして、一回言ってウケなかったらハイそれまで、なら未だ許せる。

 

 

  ましてまして、幾ら「邪心」が無いとは言え、私よりは若いとは言え、『ジュリー』だってハッキリ言って

 

  『エエ年こいた大人』

 

  …である。

 

 

 

 

 

 

  「…何で『そんなこと』言うの?」

 

 

 

  …『ミキサー部屋』に入っても私にべったりと顔を近付けたままの『ジュリー』に向かって私は先ずそう言った。

 

 

  いわゆる「カンの良い人」なら、その一言でその場の「私の感情」を理解するだろう……と考えたからだった。

 

 

 

 

 

  「あらあ~っ、だってアナタ、

 

  優しかったじゃな~い!?

 

 『わざわざ』

 

  寿司を分けてあげてさぁ~!

 

  旦那さんを

 

  探しているんでしょ~っ!??」

 

 

 

 

 

  ……ダメだこりゃ……!

 

 

 

 

  これはもう「単刀直入」に言うしかない!

 

  ……とは思ったが、露骨に喧嘩売って折角良い……というか今後の「職場の雰囲気」に影響させるのも嫌だった。

 

 

  だが、かと言ってうやむやにしたまま「同じこと」を繰り返されるもの嫌だった。

 (私の「今の状況」がそう簡単に変わるとも自分で思わないし!)

 

 

 

 

 

  私は彼女から一歩離れ、ハッキリと不愉快を顔に出したまま、静かに、でもハッキリと言い放った。

 

 

 

  「ふ~ん、

 

  アナタがヒトに優しくする時は

 

  『そういう風に』

 

  考えて接しているってことね?」