今日は僕の祖父の50回忌と祖母の23回忌の法要でした。
母方の祖父母です。
実は僕は母方の名字を継いでいます。ですから、今日は僕が法要の代表を務めました。
母方は女系家族だったため、誰も『折戸』の姓を継ぐものが居らず、僕が継ぐことになったのです。
と言っても大した家系でもないのですが、中学生の頃に家系図を調べたところ桓武天皇からの派系だとわかりました。。。
それにしても桓武天皇って・・・どんだけ昔の話・・・。
かなり眉唾ですね。(笑)
『折戸』姓は世間では結構珍しいのですが、殆どの『折戸』姓の方は岐阜県の揖斐の出らしいです。
母の旧家(在所)も他聞に漏れず、揖斐にありました。(在所って言い方は岐阜の方言みたいですね。笑)
本日の法要は『折戸』家の師匠寺である、揖斐川町の
「長慶寺」
というところで行いました。
3回の御勤めが終わり、ご住職からお説教をいただきました。
お寺に行く機会というのはあまり無いことですが、いいものですね。
お香の薫りに包まれて、お経を聞き、故人(さすがに祖父は知りませんが)を偲びながらいろいろなことを考えていると、とても落ち着いた気分になります。
先祖が居なければ僕がこの世に生まれることはありませんでした。
改めて先祖に感謝する時間を持てたこと、本当に今日は良かったと思います。
今まで生きてきていろいろなことがありましたが、先祖に守られているのかな・・・って思うことも何度もありました。
僕は普段宗教的な信仰は全然無いのですが、たまに襟を正して先祖に感謝する時間をもつことは大切なことだなって思いました。
今日の法要には母方の伯母たちが全員揃いましたが、こんな機会でもなければ皆が一堂に顔を合わせることも難しいと思います。
先祖を偲ぶことも大きな理由でしょうが、今いる親戚家族が久しぶりに集まって絆を深めることも、この法事の大きな理由の一つだと思います。
今まで多くの先人たちが築いてきた伝統や風習、しきたりといったものは何かしら意義のあることが多い気がします。
今回のことでもそう感じました。
僕たち医療人にとっては最先端の技術や知識を学ぶことは必須です。
患者さまのため、自分のスキルアップのため、常に新しいことを勉強し続けていかなければなりません。
ただ、それだけに目を捕らわれるのではなく、偉大な先人たちが築いてきたものを大切にして、その上にまた積み上げていきたいと思っています。
「りお歯科クリニック」も奇を狙った斬新さだけを求めていくのではなく、患者さまにいつも安心していただけるような確固たる安全と医療技術の礎の上に、癒しや心地良さといった新しい要素を加えていきたいと思っています。