noise or music

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電子音楽が好き。
楽音と雑音の狭間や
ノイジーな体験を書きます。

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大みそかの夕方、あなたはいかがお過ごしですか?

この12月、お天気の急変でたいへんじゃなかったですか?

かく言う僕も ぎりぎり大丈夫だったことやどうしようもなかったことがありました。

そして飛鳥Ⅱが門司港に寄港する12月4日も悩まされてました。

おそらく降り出すか?それとも降る降る詐欺か?

検討し、α に望遠をあきらめ、万一片手に傘の状況でもショルダーバッグの中に放り込んでるF800EXR で撮る方向で...

いや、F800EXR の1/2.33 センサーに対してF770EXR は1/2センサーやった、と。

 

門司港に接岸してしまえばただの豪華な建物やん、というのがこのときの僕の感覚です。

だから、AIS でタイミングを計り、彦島の裏に姿を現すところ、やがて手前に滑り込んで少しずつ角度やタグボートとの位置関係を変えるところを撮りたかった。

 

α と違って水準器がないので、水平が出てるかどうか。

ひと押しひと押し、気にしながらも頭の中は”動く”豪華な船体の虜。

F770EXR (F800EXR も)は色や輪郭が地味ボケだとはいえ、不意のシャッターチャンスに重宝してる。

10月の源平night でZ6 を使ってた方と、ちょうど昇ってきた十三夜の月の見せ合いをしたときにF800EXR が『きれいに写るなぁ... 』 と褒められたことがある。

今回は結局、雨は降らなかった。

 

飛鳥Ⅱが接岸で動かなくなったので、カモンワーフを歩いていたら 可愛らしい2人組に遭遇した。

マスクにプラカップをお持ちで立ち止まっていらしたところから このポーズに至るまでは僕のプロデュースだけど

生き生き、しっかりしたまなざしや、華やかなオーラは彼女たちのもの。

こちらは望遠倍率の低いポートレート専用機で。

 

 

yazd の青に魅せられて#24

 

[市美展]

 

10月末の木曜日、仕事から帰宅したら郵便受けに下関市芸術文化祭運営委員会からの審査結果が届いていて、応募した写真2枚とも入選だった。ただですね、あまりにも簡単に入選通知を受け取ったので、応募作品の最下位は無条件に『入選』 なんじゃないか?と疑った。営業時間ぎりぎりだったけど、搬入してくださったカメラ屋さんに電話で尋ねたら『いやいや、もちろんそうじゃない、おめでとう!』 とおっしゃった。それでようやく喜びと、11月間近だったけど暑かった夏がやっと幕を閉じた気がした。そして、自分の写真が美術作品の はしくれ と認められたこと。今は、ずっとキープしてたアイスワインを少しと、冷凍保存してたFADIE の深煎りモカ豆(モカアイス豆)を心置きなく飲んでます。

お久しぶりです。

『もうやめたんじゃないか?』 いえいえ、やめるという選択肢も自覚もありませんでした。

ネタは発酵するほど溜まってるのですが、昨年後半に始めたセカンドワークとの忙しさにかまけておりました。

では、夜も更けてきたし取り急ぎ。

 

今年度は『源平night in 赤間神宮』 が例年の10月毎土曜日から3月の12日、19日、20日の3日間に移行になってました。

まず12日は昼間の11:00台から入口の前に居座り、続々といらっしゃる太夫さんや禿(かむろ)さん、そしてリハーサルに気持ちをつなげていただきました。

19日は3~4時間待った末、雨で中止のご報告。

この時に2番手でいらした、京都の方と翌日の20日も数時間のおしゃべりをし、安心させていただきました。

毎年、いらっしゃる地元のそうそうたるカメラマンさんたちが軒並みいらっしゃらない中、勇気になりました。

夕方から開演時にはがくがくするほど寒かったですが、クライマックスの海峡上臈(じょうろう)絵巻に向けて 思い入れを超える豊かな演出、キャストは目から脳に直接、まるでホットチョコレートを流し込んでくるようでした。

 

yazd の青に魅せられて#23

 

[標本木]

 

まず一輪。毎年恒例、火曜日から朝、夕、個人的観測を続けてきた標本木のつぼみは今朝(24日・木)になって(開くぞ)という現実味を帯びてきた。小さな夢があって、気象台の開花発表より早く五輪の開花を捉えることなんだけど、朝はどのつぼみも緑や朱色で この分だと昼間、仕事に行ってる間に開花発表がありそうだ。と思っていたら、夕方帰りのバスの中で検索してみたところ、発表が無い。頭の中では①何も起こってない事態と②最高の事態とを95対5くらいで予想する。人工地盤の歩道橋から見えてきた標本木には変化が無いように見えた。けれどもその一部で変化が起こっていた。

 

がくの開き方から、横に2輪目、3輪目。(これ、開花してるんじゃないの!?)

 

こちらも横に4輪目、そして5輪目! やった!悔しかった数年間の分とそして 手つかずの開花をあなただけに。実は、帰ってからローカルニュースを見たところ、気象台の最終確認時間の午後3時時点では”3輪の開花”という観測だったみたいです。あと数時間後には公式の開花発表があるはずだから。

初詣の締めに八坂神社に参ろうと 週末のJAM 広場に降り立つ。

人口比じゃなく、おひとりでもその色合いがあると街は変わる。

 

振袖の女の子を『壁の向こう』 にしていたものは、届かない憧れ だろうと思う。

なので、私でいいのか とおっしゃってくださったとき、この日の朝の金色の光に自分も包まれた気がした。

それは耳鳴りをもたらすほどの心地よさ。

 

バスターミナルには会場に向かう方々が連れ立って 華やぎの密度を上げてらした。

その中に、unique だけれども懐かしいセンスの方を見つけた。

向こう百年、過去百年を今日に体現したセンス。

3人でいらっしゃるというのも なんだかお互いの個性をまとまって見せる。

 

DOUTOR に寄ろうと魚町を歩くと、いかにも北九らしい花魁を思わせる着こなしの女の子たちが街を闊歩する。

さっき知ったのだけど、今年は二部制になってるらしく、振袖の行き来は一方向的じゃない。

 

クロスロードの中空の 玉 の電飾、今年はない。

あれは、井筒屋の谷間の近距離と小倉城の奥行とをポップに浮かび上がらせてたので残念。

 

鴎外橋から新幹線を見るといいことがある というジンクスには至らず

代わりに在来線の特急が下るのとすれ違うようにして上って行った。

ひとりで橋を渡る人が居ないわけじゃないけど、たいていはグループやご家族、男女カップルで、街中で心の自由な人たちだ。

 

八坂神社に着いたとき、当日撮りの女の子の風情に目を奪われた。

シルエット、表情、残雪のロケーション、何ひとつ間違ったものが無いように見えた。

カラフルな振袖は 雪を割って咲くのにふさわしい。

 

※やっと録音できた音源

 

2020年の12月24日早朝、あれほど期待していたElektronic Frequencies (ConcertZender オランダ)を録り逃した。アーカイブのボタンをクリックしても再生は始まらず、(あぁ... コレは一か月待たせるパターンやな)とタカをくくった。

一月下旬になってあらためて聴いたその放送、アルゼンチンのエレクトロアコースティック・ミュージックの特集は素晴らしかった。まるで色のついたガラス片のような音の、減衰までのリズム感。それは言うまでもなくビートを排したリズムで、音の粒立ちがくっきりと形に浮き上がった、沈黙の中のシェイプ。さらに、タンゴのお国柄。加速のついたピッキング音も決して身体の揺らぎを離れない。そしてそれがデジタルの電子音だという、気の遠くなるような緻密さ。途中、パソコン視聴では薄いノイズにしか聴こえない数十秒、数分間も、イヤホンで聴くと さっきのアクセントに挟まれている、伸びるチーズのような芳醇な箇所だと気づく。毎週特集してほしいくらいや と熱望していたら、早々に2回目があった。

 

yazd の青に魅せられて#22

 

[あんた、誰?]

 

ターミナル駅から数十m 。街のど真ん中の公園に鎮座していた珍しい影にクロスバイクを停めた。(ヒタキ... ?)とよぎったその子はジョウビタキ。雨後のエサを求めて珍しいところにやってきたんだろう。数秒の勝負や!コンデジの補助光に逃げ出すかも、とカメラを向けるも、地面に降りてはまた戻ってくる。羽ばたきの瞬間は連射とSS が追い付かずにさすがに羽がボーッとする。