「自ら断崖絶壁の淵にたて。」 | 走り巫女記

走り巫女記

独身アラサーが好き勝手書いてる。ビギナーライダー。生まれ変わったらみちょぱになる。



人生初のオフロードバイクを体験してきた。




初心者はフラットダートコースからスタート!





と、思うじゃん?




どういうわけか




がっつり林道走ってきた。





いつもバイクのことでお世話になってる知り合いの方のツーリング仲間たちと先日お会いしたときに、誘ってもらったのがきっかけ。

オンロードでもまともに乗れているのか怪しいわたしがオフロード‥‥大丈夫なのだろうか‥‥

という一抹の不安を覚えながらも

そんな体験めったにできない!

と思い、連れて行ってもらいました。



わたしが乗らせてもらった今回の相棒くんはカワサキKSR(のいろいろと改造されたもの)

走行前にアクセルとクラッチの操作感覚を学ぶわたし。



わたしのためにアンコ抜いてもらって、かなり足つき楽でした。
写真だととてもそうは見えないけど。


いつメンSRも誘ったら来てくれた。
彼女はホンダのGROM(のいろいろと改造されたもの)を貸してもらった。



ミニバイクって初めて乗ったけど
軽いのにこんなに力があるんだって衝撃だったなあ。

みんな何度もコケてるし倒すためのミニバイクだから安心して倒してねーとは言ってくれたけど、わたしは本日何回転倒するのでしょうか。

練習もそこそこにミニバイク5台で出発〜

向うは西多摩の道なき道。

‥‥なんだけど、そもそも林道に向かう舗装された道路ですら
前日降った雪が残っていてアイスバーン状態。



おそるおそる雪道を走り抜け、砂利道へ突入。

入って数分で気付いた。
とてもド初心者が通る道ではない。

突然の急な登り坂の先には
濡れた枯れ葉や木の枝が散らばっており、
雪の中に隠れて見えない大粒石のトラップ。


普通に歩いて登山するのも大変な道。

乗りながら
(まじでわたし何してるんだろ‥‥)
ってずっと思ってた。

インカムでみんなの声が聞こえるから少しだけ恐怖は薄れるのだけど。


ぎゃあぎゃあ言いながらも頑張って着いていき、
一番最初のビューポイントに到着。



このあとも初心者二人にお構いなくどんどん進んでいく。


楽しいけど怖い〜〜〜〜

とにかく崖だけには落ちたくない・・・・・!

左側に落ちたら死ぬ、倒れるなら右側にしろ!

道中そんなことしか考えていなかったからか、アクセル操作を誤り

見事に右側の茂林の中に突っ込みました。


後方から笑い声。


「え?そこに道あった!?」


と、言われたが、
恥ずかしさよりも、よく反対側に倒さなかったぞと自分に感心してしまった。



どんどん登っては降りて、違う林道入っては道探して。

ここでお昼食べた。

天気が良くて気持ちいい~



ずーっと奥にはスカイスリーも見えました。

まだまだ面白い道あるよ〜と連れてってもらい‥‥

その道中、緊張と慣れない道と疲労で、おそらくフロントブレーキをかけたのが原因で割となんでもないところで転倒。

"転倒の仕方"を誰よりも多く学んだ教習所で言われたように、その時もいち早くバイクを投げ出したが、

そこは崖っ縁から30cmくらいのところだった。


いや〜〜〜〜

危なかった〜〜〜〜〜〜(お借りしてるバイクがね。私は無傷)




ラストは日の出町のハイキングコースである麻生平。

生命かけて登ってきたという達成感がすごい。

復路も油断しないように降りて、平地に戻ったのは夕暮れ。

朝から一日中乗って遊んでたけど、あっという間だった。

わたし的にはアドベンチャーというよりサバイバルだった‥‥‥
いくら難所を乗り越えてきたとは言え、最後まで生きた心地がしなかったもん(笑)


でも初心者にしては乗れてるって言ってもらえたし、
最初に想像していたよりも自分勇気あるかもって思った。

乗ってるあいだは気分良くなっちゃって
(いいバイク乗らせてもらえてるからなんだろうけど)
ちょっとだけ運転に自信がついたような気がする。

ミニバイクは小さくて軽くて取り回しやすくて、
本来だったらわたしにはぴったりのサイズなんだろうけど、

半日ぶりに乗ったニンジャと幹線道路の安心感は尋常じゃなかった。



なにはともあれこのわたしが怪我なく終われて奇跡だった。
SRも楽しんでくれたみたいでよかった。

そんな超絶刺激的な一日でした。