検温の不思議。 | りん太家のワンオペ3兄弟育児&認知症母&訪問介護日記

りん太家のワンオペ3兄弟育児&認知症母&訪問介護日記

2014年長男、2016年次男、2018年三男を出産。夫はアメリカへ単身赴任中→2022年帰国。
同居の母は、アルコール依存症→ウェルニッケ脳症→若年性認知症→今現在65歳、アルコール性の認知症と診断→2023年3月より特養へ。
2023年に介護福祉士合格!訪問介護歴4年。

職場で自身の朝の検温と、

利用者さんの検温が義務付けられてから

訪問時に必ず検温をしているのだけど、

すごい確率で





5分以上経ってもピピっと鳴らない!!



という事態に困っている。



体温計は利用者さん宅で用意してもらい、

毎回違う体温計だから

体温計の不具合ではないはず。



考えてみると、おそらく

高齢者の利用者さん

ほとんどが




体温が低い



からなのではないか、と思う。

35.3度とかザラだし、

36度以上あったら高めだと思うぐらい。



今までは体調不良の訴えがあった時や

食欲不振が続いている時、

明らかに顔色が悪い時などに

体温を測っていたのだけど、

改めて、高齢者は体温が低いのだと

再実感させられた。



体温が低い原因と言われるのは、

筋肉量の低下やストレスなど。

高齢者は筋肉低下している方がほとんどで、

思うように行動できなくなるから

ストレスも溜まってしまうのだと思う。



体温を上げるためには

適度な運動や、バランスの取れた食事、

質の良い睡眠などがあげられるけど、

運動って健康だからこそ

できるものだったりするよなー

と考えてしまう。



色んな疾患を持った利用者さんが多いから

食事の内容や生活レベルも

本当に人それぞれで、

だけど共通点をあげるとすると




あまり動かない


ということだと思う。

そこを改善していくのは難しいけど、

足浴をケアに入れて体を温めたり、

靴下を厚手なものにしてみたり、

ほんの少しでも外に出てみたり、

できることは色々とある気がした。



母は幸いなことに体温が高く、

37度近くあることが多い。

手足が冷たいことも少ない。

水分もよく摂っているし、

寝つきも良く、代謝もいい。

そういうところを考えてみても、

体は割と健康だし、

まだまだ若いんだな、と思い知らされる。

認知症でなければ、

とても元気なおばあちゃんだったのかも。


認知症が完治する時代が

いつの日にか来るのかなー。