法令遵守(コンプライアンス)という言葉が盛んに
使われるようになって、
昔に比べ、やんちゃな営業マンが減ったと感じている方も
多いのではないだろうか。
マイナンバー制度の導入により、個人情報の取り扱いが
再び、脚光を浴びている。
個人情報保護法が施行された2003年当時、
個人情報を扱う業種の営業は、混乱を極めた。
個人情報という個人情報について
持ち出すな、落とすな、なくすな
書類に名前を入れるな等々
禁止事項のオンパレードとなった。
丁度、社会保険庁が、残業時間などについて
取り締まりを強めた時期でもあり、
残業ができないので、家に持ち帰り仕事をするのに、
個人情報を持って帰ったら、鞄を電車の網棚に
置いたまま下車してしまったなど、
笑えない話が噴出した。
このような環境変化が起きたとき、
営業現場は、禁止に対する反発で沸き返る。
または、営業実績が挙がらない格好の理由とされる。
チャンスにも関わらず・・・。
新しい法律ができたり、環境が大きく変わったり、
何かの社会的なモラルやルールが大きく変動するときというのは、
お客様もまた、不安を持ったり、
どのように対応すべきか迷ったりしている。
それらの本質をしっかり掴み、
自らも顧客の立場なら、どう考えるかのスタンスを明確にし、
最前線で、先導してあげることができれば、
変化に対するリスクは、
極めて小さなものとすることができる。
私的なことではあるが、
当時、新規でお会いするお客様すべてに、
勧誘方針と個人情報保護方針を、必ず最初に説明をしたり、
個人情報をお預かりする際には、委託契約書を結ぶか否か
伺ったりすることで、かなり、競合他社に先行したことがある。
多くの営業マンが、そんなことをしたら、
お客さんが面倒がって、嫌がるに違いないと言っていたころ
実直に、行うことを、ある種パフォーマンスだと割り切って
行うことで、お客様から、そこまでやってくれるのですか、
凄く信頼できますねといった評価を頂いたのだ。
もちろん、単なるパフォーマンスではなく、本気で説明できる
スキルを持ち合わせていたので、その部分の相談を
お引き受けすることさえあった。
ディフェンシブなオフェンスとは、徹底してルールを守ることで、
徹底してお客様の味方になる、お客様を守るという姿勢を、
維持推進し続ける行為だと認識している。