タメになりますね〜😊😊。
次回観覧までに、こうして少しずつ予習出来て有り難いです。
因みに‥、
知ってみればもっと興味深い
ベートーベン
Secret
探求ノート
人物間のつながり
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KEY POINT
<ベートーベン : Beethoven Secret>に
登場する様々な人物達!
その中でもベートーベンに大きな影響を与えた隠れている核心人物を探してみましょう?
事前に知って観劇すれば、よりよくみえるベートーベンと人間間の繋がり、詳しく検索してみましょう。
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ベートーベンの父
ヨハン
Johanna van Beethoven (1740-1792)
「悪い奴、お前が恥ずかしい
努力しろ」
ベートーベンの父ヨハンは、宮廷のテノール歌手として活躍した音楽家だった。ヨハンはベートーベンがモーツアルトのように神童の名声を得てより多くのおカネを稼いでくることを望み、このため、ベートーベンの年齢を更に若く騙しながら演奏会に送り出した。
彼は家で暴力まで使い、厳しく音楽教育をさせた。眠っているベートーベンを強制的に起こして練習させたり、かつて即興演奏に素質を見せたベートーベンに、楽譜通りに演奏せよと強要したりもした。
その後、ヨハンのアルコール中毒が酷くなるにつれて、収入が途絶えるとベートーベンが2人の弟たちの面倒を見ながら家長の役割を代わりにした。
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ドイツ文学の巨匠
ゲーテ
Johann Wolfgang von Goethe (1749-1832)
「ゲーテの『ある子との文通』を聞いたことがありますか?その子がまさに私です」
劇中のベティナ・ブレンターノの親友として言及される「ゲーテ」
実際、ベートーベンとゲーテ、2人の巨匠と縁があったベティナは、2人を会わせるために多くの努力をしたと知られている。
ベートーベンは幼い頃からゲーテの作品に多くの影響を受け、ゲーテの戯曲「エッグモント[Egmont]」の序曲を含む劇音楽を作曲したこともある。
しかし、2人はあまりにも違っていたが、これは「デフリッツ事件」*で詳しく見ることが出来る。
*注:デーフリッツは地名…次の項に続きます。
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ベートーベンとゲーテは1812年、ボヘミアの温泉都市デフリッツで会った。ベートーベンはゲーテにピアノを聞かせ、一緒に散歩をしたりもした。
2人が城の公園で散歩をしていたある日、皇后と貴族たちが近づくとベートーベンは、「家族たちも私達に敬意を表して道を譲るのであるき続けよう」と話した。
しかし、ゲーテは道を避けて丁寧に挨拶をし、ベートーベンは歩みを止めずに道を通り過ぎた。皇后と貴族たちはベートーベンに道を空けて挨拶をした。
▲デフリッツ事件を再現した絵
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このように貴族に対する価値観があまりにも違っていた2人は、この事件以後に遠ざかり、各自の知人に互いを否定的に評価する手紙を書いたりもした。
ゲーテは詩人の品位にも似合わず宮廷の雰囲気が大好きです。国民の最も優秀な教師であるべき詩人が、そのように役に立たないことのために他の全てのことを忘れて過ごすなら、音楽家の短所についてはこれ以上言及する必要さえ無いでしょう。
1812.8.9 ベートーベンがブライトコフに
「デフリッツでベートーベンと知り合ったね。彼の才能は本当に驚くほどだよ。しかし不幸にも彼は自分を全くコントロールできない人だ。彼は世の中を嫌悪しているのに十分納得できる態度ということだけは確かだね。しかし、そのような行動としては、実際に自分自身や他の人々にあまり愉快な結果をもたらすことができないものだね…」
1812.9.2 ゲーテがチェルターに
資料出典 : ロマン・ロラン <ゲーテとベートーベン> ウンジンドットコム、2000 パク・ヨング訳
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カスパの彼女
ヨハンナ
Johanna van Beethoven (1786~1869)
「カスパ!彼女と結婚はダメだ」
ベートーベンはなぜカスパの妻ヨハンナを嫌うのか?
ヨハンナは1804年、自宅にあった貴金属を2度も盗んで、両親に窃盗罪で告発された。カスパと結婚した1806年以降も、他人の真珠のネックレスを委託販売することにしたが、これを使用人が盗んだと騙した後、ネックレスを着用していたことが発覚し、詐欺横領で有罪判決を受けた。
更にベートーベンは、ヨハンナがおカネを使い乱れた生活をしていると判断し、彼女を好まなかった。
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ベートーベンの甥
Karl van Beethoven (1806-1858)
2人の葛藤は1815年、結核を患っていたカスパが死亡した後、極限に達することになる。
ベートーベンは、ヨハンナが母親としての資格が無いと、甥のカールを養育権訴訟を起こし、4年以上続いた訴訟の末、ベートーベンは最終的にカールの養育権を持つことになった。訴訟が行われている間、ベートーベンは1つの作品も発表できなかった。
ルードヴィヒはヨハンナをオペラ「魔笛」に登場する夜の女王と称した。
「昨夜のあの『夜の女王』は精神的だけでなく肉体的にも裸になって、午前3時になるまで舞踏場で醜態を晒したそうです。
そんな女にたった一瞬でも私達のかけがいの無い宝石を預けることができますか?とんでもないです」
ベートーベン、「ベートーベン、不滅の手紙」キム・ジュヨン訳、イェダム2001
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ベートーベンと彼の人生を共にした多くの人物との多彩な物語
知ってみればもっとハマる
<ベートーベン ; Beethoven Secret>
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なるほど…。
こうしてベートーベンを取り巻く人間関係を知ると、
ベートーベンが親からのネグレクトの場面や、貴族との軋轢など悪夢を見ている場面などもよりリアルになりますね。
例えば、
ひたすらカスパとヨハンナの結婚を反対するベートーベンの理由までは、多分描く時間が足り無いので、
厳格とはいえ、愛を信じられないベートーベンが、頑固でヘンコな感じに感じていましたが😁😅、
何と!ヨハンナは手癖が悪く、まあ、泥棒ですよね、そしてあまり身持も良いとは言えず、「妊娠を餌に騙されている」と、ベートーベンがカスパに言って結婚を反対する気持ち、理由がこれでわかりました。
そりゃ、反対しますよね。
見ていて、ヨハンナキャラは、手練手管に長けた感じの女性ではなく、カスパと愛しあう女性、って感じにしか見えませんでした。その辺に何かエピソード出ていましたかね?
また、そこんとこ、注目して観たいと思います。
しかし、カスパが好きになってしまったなら…それがどんな悪女だったとしても、理屈なしに好きだとしたなら、こればっかりは仕方ないですね。
ベートーベンがアントニーとの出逢いで愛を知ったからと言って、こういうヨハンナだとしたら、ベートーベンがカスパとヨハンナとの事を許すとは思えないのですが、これはミュージカルドラマとして、ベートーベンが自分も愛を知ってカスパを理解した、と捉えるしかないように思います。まあ、ベートーベンも不倫ですし😅、恋多きヒトではあるので、どうなんだか…。
余談ですが、
ゲーテといえば…
昔、ドイツを歩いた時に、フランクフルトでゲーテの生家『ゲーテハウス』にも行きましたわ。確か、隣のお菓子屋さん「ユーハイム」のお店からもゲーテハウスの庭が見えました😄😄。
彼もベートーベンと同じくよく引っ越していましたし、
日本ゲーテ協会の山下剛さんの文献などを読ませて頂くと、ベートーベンと似通った性格の部分も無いとも言えなさそうで、かつてはベートーベンと気の合った日々もあったというのが頷けますね。
ご参考まで :
山下剛さんの文献から抜粋
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沢山の方々が観劇に来られていますね!女優さんばかり??☺️☺️😄
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3/26が芸術の殿堂オペラハウスでの最終上演になりますが、
4月、5月は世宗文化会館で公演するようですね。また予定が出てくることでしょう…
読んで下さりありがとうございます。