ミュージカル「ベートベン」創作ノート その3 | 徒然なるままに*Rain&パクヒョシンさん、そして時々俳優ヒョンビンさんを応援します

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明日では遅すぎる。
だから……
いま。

少し、アップするのが遅れておりましたが、

ミュージカル「ベートベン」の創作ノート、その3は、

演出家、ギル・マムート氏編です。


創作ノート


VOL.3

演出

ギル・マムート


(インスタの翻訳機使用です)

Q. 初めて韓国で演出を担当した感想は?

慣れ親しんだ環境から抜け出し、海外で働くのは容易ではありません。しかし、韓国の皆さんが親切に迎えてくれたお陰で、私は早く適応しながらリラックスした時間を過ごしています。

ドイツのオペラや詩の集団のような場所を制作される公演は、様々な部分において分散する作業環境を持っています。韓国の場合、人材など全てがひとつの作品に集中するのは、演出の立場からしてとても大きな長所だと感じます。最高のチーム、最高の俳優たちと一緒に作業していることを大きな光栄に思っています。

Q. ミュージシャン「ベートーベン」はどんな人物たと思うか?

ベートベンは、既存に存在したクラッシックな文法や音楽形式を超えて、「感情」という要素を音楽に溶け込ませました。このような点で、彼は当代の社会基準で若干のアウトサイダーのような姿をしており、自分だけの特別な芸術的成就を目指す抵抗的な芸術家でもありました。
そのため、自分の外交的な姿とは関係なく、「私の音楽はこういうものだ」と自己主張をした人物だと思われます。

この作品を通じて若年層が彼の話に共感し、彼の音楽を楽しむことができれば、それもまた意味深い地点になると思います。私達皆、情熱と心配を抱いて生きていく分だけに、そのような部分を溶かしたベートベンの音楽を通じて慰められ、私達の人生において芸術が持つ意味について悩むことができる作品になると思います。

Q. ベートベンを通じて伝えたい話は?

<ベートベン>には彼の音楽とともに、もう一つの重要な叙事の軸がありますが、まさにベートベンが持っていた「秘密」です。ベートベンの死後、彼の引き出しから「不滅の恋人」への手紙が見つかります。受信者としてもっと有力な候補のひとりは、アントニー・ブレンターノという女性で、ベートベンと会っていたことが確認されました。二人の愛についての推測から始まり、この豊かで美しいストーリーを作ることになりました。

また、ベートベンは聴力を失った状態で、逆説的に最も立派な音楽を誕生させ、そのために彼の全ての音楽は内面から外に流れたという点が作品で具現されます。

この2つの事件をひとつにまとめ、今回の作品を通じて、今この時代までも私達が彼の音楽を聴いて享有できるという事実を伝えようと思います。彼の情熱と躍動性を感じられる事を祈っています。

Q. <ベートベン>の特別な点は?

<ベートベン>は、ベートベンのピアノ曲に集中して原曲を使用し、作曲家シルベスター・リーヴァイは原曲にロック的な要素を追加してロックオペラのような作品を作りました。

韓国はどうなのか、はっきり言えませんが、ドイツの場合、大衆音楽を楽しむ観客層と、クラッシック音楽を楽しむ客層が分かれたりします。ベートベンが当時、革命的に感じられる新しい音楽を取り入れた人だったように、<ベートベン>は、ミュージカルという形式の中で、そのふたつの境界にいる観客をひとつに集めることができる作品になるのではないかと思います。

Q. 韓国の俳優たちとの作業過程は?

韓国の俳優たちの特別な点は、非常に慎重でありながら繊細に作業に臨むということです。特に。歌詞翻訳というとても重要な地点にあって、俳優たちが積極的に参加し、俳優の立場で歌に対してどんな解釈を持っているのか、この話と音楽をどうすれば上手く伝えることができるのかについて、一緒に議論しています。

<ベートベン>の台本は、ミヒャエル・クンツェが最初から世界市場を考慮して英語で執筆しました。英語の表現が韓国語に翻訳された時、完璧な意味に解釈されないこともありますが、原文の意味を最大限良く表現しようと努力し、このような過程が非常に興味深く感じられます。

ワールドプレミア
最高のクリエイターが提供する
たったひとつのマスターピース

<ベートベン>を通じて、ベートベンの情熱と躍動性を感じられることを願います。
演出家  ギル・マムート

ベートベン






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