明日13日18時27分、蠍座新月です。
新月は新しい事を始めるタイミング。
新月を前にしてお腹の風邪をひいてしまいました。
腹痛で眠れず、今朝から絶食。
これも新月前の浄化でしょうか。
今回の新月は若干緊張感がある新月です。
蠍座新月のサビアンシンボルは「職務放棄兵士」。
どこか虚し気
慣習を拒否し自己の意志を通す。
自己の信念を持ち、周囲に流されないしっかりとした、
かつ粘り強い強靭な精神力を持つ。
社会的な暮らしでは満足できない感情や衝動が噴き出す。
反抗や破壊からの再生を表します。
6ハウスなのでまさに通常の業務、仕事、健康管理などで、
反抗的に強い意志を貫くことを始めて安心したい。
そこに蠍座の第二支配星である火星が重なっています。
本来火星が6ハウスにありますと、
攻撃性や活力はコントロールされ、
腰が低くなるのですが、
新月と重なっていると、大胆で勇敢、衝動的、短気、
野心、情熱的となって、
益々強い意志を表します。
そこにオポジション(180度)しているのが牡牛座天王星です。
天王星は12ハウスで、内面的独自性、
神秘学や宗教的なものへの熱中、
予定調和的秩序への反逆意志からの
屈折した考えなどを表しますが、
新月や火星への影響はストレートで、
自由や自主性の強い主張、
人間関係の離反や変化、
突発的な事故や争い、人との分断など、
現在の戦争を想起させる内容になるのが何とも怖いところ。
個人の仕事上でもそういう傾向にあるとも言えるでしょう。
それを調停する位置にあるのが10ハウスにある魚座海王星。
自分の責任でない問題による立場の浮き沈み、
地位や肩書の曖昧さなどを表しますが、
かえって立場が曖昧な方が良いという事になります。
その方が理想の実現がスムーズ、
その為の行動力、直感力が冴えるという事になります。
特に蠍座火星には山羊座冥王星がセクスタイルで、
魚座海王星とで小三角を形成。
支配ハウスである8ハウスにある冥王星は
対人関係において踏み込んではいけない領域に侵入する、
それは例えば生死の支配権まで至る場合もあり。
抱いた情念は長期継続する、
巻き込まれることに抵抗がない等、
ここでも不穏な解釈となるのですが、
火星とは生産的に働いているので、
闘争心と同時に強い回復力も意味します。
結果、この闘争はある種天意である事、
そこから学ぶべきことがある事を表しているかと思います。
射手座水星も新月と同じく6ハウスにあり、
5ハウス天秤座金星とセクスタイル(60度)、
MCに重なる魚座土星とはスクエア(90度)で葛藤しています。
水星は仕事における細かさ、分析力、判断力の高さを表しますが、
金星の美意識高いセンスが働く一方で
社会に対しての強い責任感、大器晩成、保守性が差し込み、
知的コンプレックス、
学習や発信での失敗や挫折などに繋がります。
怒りや強い意志で衝動的に行動しようとするものの、
一方で知性的には守りが強くて怖気づく、積極的になれない。
そんなところも見え隠れします。
蠍座火星をどうコントロールするかが一つの鍵になりそう。
意識してみてください。
世界で起きている戦争を止めるのは、
私たち一人一人のマインドです。
いかにブレずに平和を意図できるか、
試行錯誤していこうと思います。
次回は水瓶座上弦の月。
こちらも引き続き印象的なホロスコープです。
次回の星詠みもどうぞお楽しみに
