2023年の新しいスタートを春分とするなら
春分と1日違いの牡羊座新月はスタートのスタート。
22日2時23分頃起こります。
天体の配置はほとんど春分のホロスコープと変わらないものの
時間が違うのでハウス状況が変わります。
牡羊座新月はまさに牡羊座1度、2ハウスにあります。
サビアンシンボルは
「女性が自ら上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」。
のんびりアザラシ君たち。
不安を抱きつつも新しいスタートを切る。
新しい世界を目指して飛び込む。
意識と無意識の境界線がはっきりしない。
自我が明確でない。
周辺の環境の観察が大切。
過去との決別。
新しい存在となるための葛藤。
そういった意味があります。
まさに新しい時代に踏み出す不安と葛藤を表すシンボル。
今回、ここに魚座海王星、牡羊座水星が重なり
経済活動、もしくは生まれ持った能力におけるスタートは
豊かで優しい感受性と共に夢見がちに始まる。
ただ、そこに6ハウスの双子座火星が90度で葛藤します。
仕事や奉仕においての活力、行動力が差し込み、
気負い過ぎて狙いが外れたりトラブルになったりしがち。
しかし、火星には2ハウスにある魚座土星が調和の120度ですので、
持続力や集中力は発揮できます。
力むことなくスタートを切って大丈夫という事です。
また、1ハウスにある山羊座冥王星が新月と海王星に
自分自身をコントロールして、
このスタートに耐久性と天意性を与えてくれています。
天に背中を押されているので、
とにかくスタートしても大丈夫。
そんな応援が感じられます。
心の基盤を表すICの周りには
牡牛座金星、ドラゴンヘッドのコンジャンクション、
牡牛座天王星があります。
金星には魚座土星が調和していて
伝統に根差した心地よさ、快適さ、美意識を基盤にしたいのですが、
冥王星の葛藤で、新時代にそぐわないものは容赦なく
挫折又は方向転換をさせられ手放す事もあるかと思います。
ですがそれは
もっと新時代に相応しいものを手に入れるためのプロセス。
今まで守られてきた環境から離れて、
自立する事、独自性を発揮する事に舵を切る。
そんなスタートもあるという事です。
誰でも新時代に足を踏み入れるのは不安です。
だからこそ、3ハウスの牡羊座木星・キロンが示す
自己を癒す知識、
精神的指導者、セラピスト、カウンセラーなどの
メッセージに込められた情報を
取得する事もまた一案です。
意識してみてくださいね。
牡羊座新月の2日後の24日、
日付が変わってすぐ、冥王星が水瓶座に移ります。
冥王星はここ2年の間山羊座―水瓶座間を行ったり来たり。
今回の冥王星は私たちの心の基盤、拠り所を手放させ、
新しいものにとって代わるようにしていく役割があるようです。
挫折感を感じる人も多くいるでしょうが、
私たちはそれを謙虚に、真摯に受け止めていく。
そんな姿が見られます。
人々が自立し、個々に心地よい居場所を作っていく。
情報化社会は曖昧で、
個々の直感の力に負うことが多くなる。
まずはそんな変化が起きそう。
心していきましょう！
イベント盛りだくさんで始まった牡羊座の季節。
なんとレアな事に
4月にはもう一度最終度数あたりで牡羊座新月があり、
それが日蝕を伴うという事。
これも大きな転換期です。
ご一緒に牡羊座の季節をワクワクドキドキで
歩んでまいりましょう
次回の星詠みもどうぞお楽しみに
