明日日付が変わってすぐの午前1時、蠍座下弦の月です。
立春を過ぎ、空気感が変わったと思ったら、
また寒い日の到来です。
こうして三寒四温を繰り返し、
春を迎えるのですね。
下弦の月は次の始まりの時に向けての
手放し、浄化の時。
今回の下弦の月は蠍座ー水瓶座間で起きます。
理性と執着のはざまでの葛藤を表しますが、
月は12ハウスにあり、潜在意識でのこと。
サビアンシンボルは「X線」。
花のX線。きれいですね～
鋭い洞察力で全体的に物事を観察する。
冷静で判断能力に優れる。
科学的な分析に関心を持つ。
全体的な構造図を解明するといった意味があります。
集合無意識的に
こういった視点をもって出来事を俯瞰して安心したいという傾向。
そこに葛藤する水瓶座太陽は3ハウスにあって、
土星とコンジャンクションしています。
サビアンシンボルは「右の羽がより完全に形成されている蝶」。
理性を働かせ冷静に物事を進める。
存在の根底から安定した真に理知的な自己を作ろうとする。
意志の願うまま感情を制御するための経験や学びといった意味で、
土星と重なっていますと自己完結的に節制し
ルールに従う真面目さが目的意識に出てきます。
3ハウスですから情報や知識、コミュニケーションや社交において、
非常に冷静に理知的な自己として社会のルールに従おうとする。
物事を自己の洞察力をもって
構造的に俯瞰しようとするところとは葛藤するのですが、
抑圧された心と向き合うことも示唆されていますので、
現在私たちの心を抑圧している様々な事の中で
根本的な構造を理解しつつ、
手放すものを選択するテーマの下弦の月という事のようです。
エネルギー問題、食糧問題、価格高騰の問題、
ウィルスの問題、LGBTの問題など
問題は多岐にわたり載積する一方ですが、
構造を理解すれば問題は一つ。
そういった事に振り回される自身の心の問題です。
そこにメスを入れる、
つまり浄化することとなるのかもしれません。
月には魚座金星と海王星のコンジャンクションが調和しています。
4ハウスにありますので自身の居場所、家庭や心のよりどころの
夢のような平和を楽しむところと調和し
浮世離れした豊かさや美しさを求める境地となっていますが、
そこにさらに山羊座冥王星が月と海王星とにセクスタイルすることで
小三角ができています。
リミッターの外れた経済意識が生産的に働くことにより
洞察力はさらに強められ、
こんな時でも強い耐久性や回復能力がもたらされます。
つまり、天の意図的に、
私たちは夢のような豊かな暮らしを願い、
そうすることによってこの状況を明るく耐える事ができる。
そんな時のようです。
冥王星は水瓶座水星と重なり、
その水星には、5ハウスにある牡羊座木星がセクスタイル。
水星は3ハウスですので
知性やコミュニケーション意欲が高まりますが、
明るく楽観主義的に社会に調和する木星が生産的に働き、
興味関心の近い友人との応用的な知識のやり取りが活発化。
そこに冥王星が関わり深い洞察力や思考力・推理力で
物事の真実を徹底的に見い出そうとさせます。
問題にどう対処するかではなく、
問題をどうとらえて昇華するか。
一人一人の意識に関わると
星は教えてくれているように感じますね。
木星はまた、7ハウスにある双子座火星に
生産的角度をとっています。
活発な対人関係の中
アイデアが生まれたり、発展的チャンスに恵まれやすいので
意欲的に人と関わると良いでしょう。
意識してみてくださいね。
次回はいよいよ魚座新月。
魚座の季節の始まりです。
次回の星詠みもどうぞお楽しみに
