「夢を与える」綿矢りさ


ずっと気になってた。
綿矢りさはどうなっていくのかと。。
期待してました。(心の隅っこで内緒に)


そこへ「夢を与える」
「私は他の子より早く老けるだろう」
という帯で購入決意。

チャイルドモデルから芸能界へ。
「夢を与える」ことについて話す
くだりは興味深かった。
夢を与える、仕事をするには
「自分の人生を生きてはいけないことなのか」
主人公の壊れていく
「老けていく」姿を見るのは
悲しくつらく、そしてすこし(自業自得では?) と
きっとワイドショーを見た人が
洩らすような感想を皆もつだろう。
それがすごい。

ラストの記者の台詞も
すごく良かった。

次回作期待。文章も上手くなってた。
何より今までと違い、すごく力強かった。


内包するうねりにまきこまれそうだった・・・。
夢を与える/綿矢 りさ

¥1,365
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「猫背の王子」中山可穂


中山可穂のデビュー作。
戯曲から初の小説へ。

友人に貸してしまい行方不明になったので
買いなおしました。

彼女は、「白い薔薇の淵から」
に書かれているように
「大勢のひとに好んで読まれる小説ではない
けれでも、一部の読者に好んで読まれる」
幸福な作家だと思う。
苦手な人も結構多いと思うから。

中山可穂は、この作品にしばらく
縛られていたようで・・・・
今は変化してきてるけど。



王子ミチルというどうしようもない女たらしで
自分のすべてを演劇にささげている
女性が主人公。
演劇の為なら雑誌編集者にキスをささげ、
女優に色気を出させる為にスタッフに
女優を抱くよう頼み込む。

看板女優が脱退しようとすれば
包丁を持ち出し脅し、泣きすがり、
なだめすかしと見てて痛々しい。

毎日違う女を抱き、
性の淵に溺れても目はけして澱まない。
「むしろ澄んでいく。」
ファンの女の子と雨だれのようなセックスを
したと思えば、
本当に恋焦がれる年配の女性には
「キスすることを想像するなんてとんでもない」


激昂し、溺れ、すぐ泣く。
感情が流れ出て、読むのがすごく痛くなる。

みんななくなってしまうとなくシーンは
とてもつらい。


しかし、作中の作品、ホントにあるなら舞台を見たい。
そしてこれ、ひとつとして無駄なシーンがなくて、
完成度が高いなあ・・と思った。

ホント、これは強烈すぎて、
作家とこの内容を重ね合わせて、どれだけの人が
恋に落ちたやら・・・。
猫背の王子 (集英社文庫)/中山 可穂

¥440
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「レナード現象には理由がある」河原泉


この人の漫画は結構好き。


このひとの漫画でかかれる、
家族との関係や、友人への接し方、
今の時代と全然合ってなくて、
ほのぼのしてすごくすき。


なんか、こういう漫画、少ないよなあ・・。
絵もすごーくうまいわけではないんだけど、
この絵柄が話にぴったしで本当にほのぼの。
余裕を感じさせてくれる。
レナード現象には理由がある (ジェッツコミックス)/川原 泉

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