去年の夏、我が家にやって来た真っ黒くろすけꙭ҉=ルドルフくん
小さくてガリガリで、お母さんと離れてから必死で生きてきたんだろう。
とてもすばしっこくて、なかなか捕まえられなかった。
そのくせ、保護してからは、ちょっと撫でるとゴロゴロゴロゴロ…まだまだ甘えたい赤ちゃんなんだなぁって思ったよ。
数日?数週間?1ヵ月?独りで生き延びてきたせいか、目を離すとすぐ台所で残飯をあさっている。
食パンもビニールの上からかじられていた。
トイレの砂も食べてたなぁ(*◊*;)
リンでは考えられなかった行動。
リンは猫用ご飯でさえ、気に入らないものは食べない。
初めて猫を迎えるのに、誤飲があってはいけないと、ゴミ箱は蓋付きのに替えたけど、リンにはそんな必要なかったな。
何でも口にするルーには必要不可欠なアイテムになった。
残飯はすぐにゴミ箱に捨てる。
食べられるものは何でも箱に入れて厳重に保管する。
それでも流し台のところにやってくると、霧吹きで撃退する。
そんなことの繰り返し。
元野良だから卑しんぼ。
多頭飼いの知り合いに、どうしたら治るのか聞いてみた。
そしたら、「飢えの記憶がなくなるまで」って言われた。
飢えの記憶…お腹空いて空いて、お母さんもいなくて、おっぱいも飲めなくて独りぼっちで頑張って生きてきて、なんかお家に入れてもらえたけど、ご飯も出してくれるけど、食べれる時に食べとかなきゃ。なんか大きいお姉ちゃんいるけど、仲良くしようとそばに行くとシャーシャー怒られる。でもいいんだ、ご飯食べれるから。いつも流し台?からいい匂いがしてくるんだ、ここにいればお腹空かなくてすむ。
そんなふうに思ってるのか、思っていたのか、そう思うと不憫で不憫でたまらなくなる。
ルーは強い子、頑張ったね。
これからは、私が守ってあげるから。
飢えてた時の事はもう忘れて。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170114/00/rinrin-rin0505/48/aa/j/o0960093513844945909.jpg?caw=800)
この寝姿。
少しは忘れてきたかな(*^^*)