私は東京、神奈川、千葉じゅうの、依存症専門の入院施設がある病院に、片っ端から電話をかけました。
夫を何とか入院させたかったのです。
しかしどの病院も、
受け入れ対象外。
夫は2012年秋から薬物依存症なのに、
(5年半のクリーンな期間がありましたが、)
なぜ依存症専門の入院施設に入院をさせてもらえない…!?
病院の言い分は、
「日本語が充分に話せないと、入院の意味はない。
入院中は、自助グループに参加したりして過ごす。
日本語が充分に話せないとそれができないので意味がない。」
「今まで、他の病院にほとんど通院していない人を受け入れられない。
最初はどこか町のクリニックで診てもらって。」
特に言われたのが、
「依存症は入院をして治るものではない。
退院後に、NAミーティングなどに参加しながら、毎日『今日一日だけは薬をやらない』と死ぬまで生活をしていかなければならないもので、
入院できたからどうこうではない。」
“薬物依存症の入院施設”が
何故、
「入院をすれば治るものではない。」
と言い張るのか、当時は不思議でした。
入院すれば何とかなると、その時は思っていました。
…というより他にどうすれば良いのか、本当にわからなかったのです。
病院の電話受付は、だいたい平日の日中。
私は平気なフリをして仕事をしながら、お昼休憩には誰にもランチに誘われないように、逃げるように会社を出て、オフィス街の陰に隠れて、必死で病院に、
「夫が薬物依存症です、助けてください。」
その電話の後、平気なフリをして会社に戻り、働くのは本当に辛かったです。
