保健所が主催するアルコール依存症の家族教室へ通い始めました。


私の夫はアルコール依存症ではなく薬物依存症ですが、

アルコールだろうと、薬物だろうと、

依存症という病気は同じとのことで、通わせていただきました。


こちらは、

アメリカで開発された依存症の家族用プログラム 

クラフトを、本に添いながら、精神科医と一緒に勉強しました。




このような家族用プログラムのお勉強は、とても助かりました。



例えばナラノンのような自助グループは、同じ薬物依存症の家族の体験談を聞き、そこから自分で考えてヒントを得たり、それも大切ですが、


アルコール依存症の家族教室は、プログラムに沿って、精神科医とお勉強をするのです。



私は、こちらの勉強 クラフトが好きでした。







以前のブログで、

「管轄の保健師さんに相談したけど、冷たくあしらわれた。」

と書きましたが、


こちらの「アルコール依存症の家族教室」の主催は、別の保健師さんでした。

保健師さんと精神科医がタッグを組み、2週間に一度のペースで、保健所で開催されています。


当然、この保健師さんは依存症の知識があり、相談も聞いてくださいました。





また詳細は書けないのですが、


ナラノンは、

9割は、薬物依存症の子供を持つ親御さんの立場の方が多く、

時にお父さん、お母さんのように私に優しく接してくださいましたが、


区が主催するアルコール依存症の家族教室は、

アルコール依存症のご主人を持つ、奥様の立場の方が多かったです。


つまり「依存症の配偶者」を持つ、私と同じ立場の方です。



そこで感じたこと。


始めは正直、

私はアルコール依存症より、薬物依存症の方が悲惨だと思っていました。



例えば噂話でも、

「あちらのご主人は、アルコール依存症らしいよ。」

と聞くと、


おそらく周りの反応は、

「大変だなあ…。」

という感じでしょうが、




「あちらのご主人は、薬物依存症らしいよ。」

と聞くと、


まだまだ世間では、

薬物依存症🟰ヤクザ、覚醒剤

のようなイメージがあり、


おそらく周りの反応は、

「こわっ!やばっ!回覧板すら回したくない!」

でしょう。


やはりアルコール依存症より、

薬物依存症の方が恐ろしいイメージがありませんか?


  


しかし…アルコール依存症のご主人を持つ奥様たちは、本当に大変でした。



特にアルコール依存症の末期症状である、糞尿垂れ流し…。




60代の奥様が涙を流していて、とても辛かったです。


ご自身がお辛いにも関わらず、私の話を聞き、


「お若い方は本当に大変ですよね…

まだお子様が小さいと特に…

涙が出ます。」


とおっしゃってくださいました。


いやいや、あちらのお母さんこそ、お子様が小さな時からずっとご苦労をなさって、支援も受けずにやってこられたのかと思うと…途方もないご苦労でしょう。



ご主人が高齢ということもあり、話を聞いた保健師さんたちが、


「早急にご主人に、訪問看護士と介護ヘルパーを手配しましょう。

早速この後すぐ事務所で、手続きを。」


と、さくさく支援が進みました。


さすが保健所主催。




隣で見ていて、


ああ、支援が受けられて本当に良かったなぁという思いと、



今まで奥様は支援を受けずに一人でやっていらしたのか…

想像を絶する日々だっただろう…

依存症家族が、もっと支援を簡単に受けられるようにならないのだろうか…

とも思いました。




更に詳細は控えますが、

アルコール依存症の症状なのか、

ご主人から奥様に対する暴言があまりにもひどすぎるのです。



「今すぐ⭕️ね。」


「ここから飛び降りろ。」


「ゴミ女。」


皆様、涙ながらに語られていました。



このような体験をされたことがない方は、何故、その奥様は逃げないのか不思議でしょうが、

そもそも、もう逃げる気力を失い、何とか生きている状態になっている方もいます。



一般的にアルコール依存症は、薬物依存症より暴言がひどいのかどうかはわかりませんが、


ふと気づいたことがありました。



あんな状況でも、


私の夫は、私に暴言を吐いたことが今まで一度もありませんでした。


だから少しはマシだ、とかそういう話ではありません。




ただ薬物依存症になる前、とにかく夫は優しい人でした。


薬物依存症になり、夫は悪魔のような人間になりましたが、

それでも私に暴言は吐きませんでした。



夫は、もともとは本当に優しい人だったんだよな…


薬物依存症になり、悪魔やら廃人になった今でもまだ、あの優しい夫は残っているのかな…


そう思うと、改めて悲しくなりました。