※少し時系列がズレますが、

2014年12月の10日前後。


私と同じく、現役軍人のご主人が薬物依存症の

かおりちゃんからメールが届きました。


かおりちゃんのご主人は、米軍で、

違法ドラッグ検査を行う部署で働いていました。




そんなかおりちゃんから突然…


衝撃的な

メール




「今日、夫が逮捕されました。


抜き打ちの尿検査で、

ドラッグ反応が出たそうです。」




えっ!? 


かおりちゃんのご主人は、最初は私の夫と同じ、

市販薬の乱用でしたが、


かおりちゃんは

「最近は、夫は違法ドラッグにまで手を出してしまったかもしれない…」

と、おっしゃっていました。


ご主人は、米軍のドラッグ検査を担当されており、

「僕は抜け道を知っている」とタカを括っていましたが…。



やっぱり

米軍は甘くなかった。


「かおりちゃん、大丈夫!?」



「わからない…。

でも尿検査で違法ドラッグの反応が出たら

問答無用

懲戒免職

なるはず…」




「そんな…。」




「私は専業主婦で、

子供はまだ未就学児。


こんなアメリカの地方都市で、

ホームレスになってしまう。


貯金はほとんど薬で使われていると思う。

今、住んでいる米軍住宅は、追い出されるだろうし、

どうしよう…。」




「かおりちゃんはヴァージニア州の基地だよね?

私のフロリダ州の基地からは約1200キロ…。


でもサウスカロライナ州やノースカロライナ州までは車で行ったことがあるから、

おそらくサウスかノースカロライナ州あたりで一泊すれば、ヴァージニア州まで行ける。


年が明けたら、車でかおりちゃんのところまで会いに行くよ…。」




「え!?

でも凜ちゃんも大変な時期でしょ。

無理しないで…。」




「行くよ。」




「実は今、孤立していて苦しい。

だから凜ちゃんが会いに来てくれるのは本当にありがたいけど、でも本当に無理しないでね…。」




私は、

過去に薬物依存性になってしまった米軍人の元ご主人がいた、のぞみちゃんにその話をしました。


のぞみちゃんは、すでに米軍人の元ご主人と離婚をし、小学生の子供2人を連れて日本へ帰国していました。


今更、この似たような話を聞くのが辛いはず…。


しかし、のぞみんは、いつも私を気にかけてくれていました。



のぞみちゃんは、

「良かったら、そのかおりちゃんという女性に、私の連絡先を教えてあげて。

今、かおりちゃんはきっと、とても心細いと思うから…。」



かおりちゃんに、のぞみちゃんのお話をすると、


「のぞみちゃんっていう方は、凜ちゃんの投稿に、一番最初に返信されていた方だよね。


私ものぞみちゃんの書き込みを読んで、できればお話をしてみたいな…と思っていたんだ。


良かったら、連絡先を教えてほしい。」



顔も知らない、

ただ名前しかお互い知らない、

日本人女性同士。


しかし同じ、

どん底の状況で、


お互い子供を抱えて、

お互いの存在が救いで、


支えてもらいました。