先ほどの、「子供を自慢する親」の続き。
アメリカでは、
「私の子供は自閉症なの。」
「私の子供はADHDなの。」
皆様、
堂々と、
しかも誇らしげに
言っています。
そう、アメリカでは
発達障害=天才が多い
と認識されています。
偉人でいえば、
電気を発明したエジソン
飛行機を発明したライト兄弟
相対性理論のアインシュタイン
現代で言えば、
アップル創業者のスティーブ・ジョブス
マイクロソフトのビル・ゲイツ
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ
映画界でいえば、
スピルバーグ監督
トム・クルーズ
キアヌ・リーブス
ディズニーの
ウォルト・ディズニー
アメリカの学校のシステムも関係していると思います。
日本では、そんなに必要ある?ってくらい延々とある、
中間テスト、
期末テスト、
その間に実力テストまで。
そして日本の厳しい
高校受験や、
大学受験で、
バンっと突きつけられる成績で、
「勉強は苦手だけど、優秀な子供」が、
振り落とされてしまう。
しかしアメリカには、塾もなく、
(改めて日本の塾のシステムって不思議ですよね。
アメリカ人に、塾の話をすると、
「え?日本の学校では勉強は教えてくれないの?」
「何で日本の学校システムは、
学校の勉強だけで足りなくなるの?」
「じゃあ何の為に、
学校はあるの?」
すげー確信ついてくるアメリカ人
本当に何ででしょうね。)
アメリカには高校受験もなく、
(日本の公立中学のように、
住んでいる地域の高校に、
受験なしで進学します。)
大学受験も、
日本のセンター試験のような入試はありません。
高校での内申点、
宿題の提出状況、
部活をがんばったか、
ボランティアをがんばったか、
更に
自己紹介文などの
「大学に入ってやりたいこと」の熱意で、
総合的に判断され、
大学から「入学許可」がもらえます。
日本だと、天下の東大に合格したら、近所中で大騒ぎになりますが、
アメリカだと「ハーバードの入学許可」が取れた、なんてザラにあります。
だからアメリカでは
日本のように
厳しい高校受験や大学受験で、
「勉強は苦手だけど、優秀な子供」が、
途中で振り落とされてしまうことがあまりないのです。
そのかわり、
🇯🇵日本は、
中学、高校は死ぬほど勉強して、
大学に入学してしまえば結構、ひと安心ですが、
🇺🇸アメリカは
中学、高校ではのんびりしていて、
大学は厳しいです。
大学入学はカンタンでも、
大学卒業が難しいんです。
日本とは真逆のシステムですね。
私は「アメリカがひたすら素晴らしい」なんて思っていません。
🇯🇵日本の学校の方がよっぽど優れている面もあります。
学校給食、掃除、子供たちの登下校など。
🇺🇸アメリカの学校は、銃の探知機があったり、
ティーンエイジャーのドラッグも蔓延しています。
ただ、発達障害があって勉強が苦手だったり、
例え主要5科目が苦手でも、
大学に進学できて、
「本当に勉強したいこと」を学べるチャンスがあるのはいいなと思います。
何となく、アメリカ人の
「私の子供は発達障害なの。
天才が多いのよね!」
と誇らしげにされている親御さんを見ていると、
いいなと思いました。