世界のはてまでまきにいって |  高橋倫平 父してます!

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二児の父、そしてたまに役者。
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石川県金沢。

幼少の頃から何度も、訪れている場所。

おばあちゃんのいた町。


2年前、息子が生まれて、

その年の年末におばあちゃんに報告しにいった。

その20日後。

おばあちゃんは死んじゃった。

元気元気いっぱいだったけど。

ぽっくり死んじゃった。


お墓に入る っていう閉じ込められ感が好きじゃなくて、

いつからか、散骨派な自分です。


どこかに入れるのではなくて、どこかにまいてほしい。

できるなら、俺が行ったことのない場所に。


死んでまで、外の世界を触れることができるような状況とか最高。


そんなんだから

お墓参りとかあまり、意味がないと思ってる。

大事なのは、その時に思い出して目を閉じて



「ありがとう」



って言えばいい。


「俺はここで死んで、いまここに納められてるんだから、ここまで挨拶しに来い」


とか言うようなご先祖様って意味わからん。てかいないでしょ~!

こちらとしては、あなた様のおかげで生を受け、さらには生を育み

こんなにも感謝してるのですよ。


そんな考えの持ち主なんだけど、

墓参りに来た。


おばあちゃんに会えた気がした。


ついでにおじいちゃんにも会えた気がした。





手合わせてるけど、

この子たちにとっては、

「誰やねん!」

だろうな。

本人たちの希望もあって父親も母親も散骨にしてやろうと思ってる。

母親の妹は、「お墓でいいよー」っていうと思うから、そん時は金沢まで納めにきてやる。
ブラザーは知らん。

奥さんは時と場合によるって。


僕の場合は、

世界のあっちこっちにまいてほしいなぁ~