南三陸と3.5キロの暗闇 |  高橋倫平 父してます!

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『三陸鉄道が全線開通する』

というニュースを先日、聞いた。

 

話題のあまちゃんは見たことないけど、あれも三陸の話なんでしょ?あの地震で、線路は流され、駅も跡形もなくなって、それでも復興することができたニュースはとても喜ばしいと思った。

 

三陸のリアス式海岸を見たくて、

高校の時に初めて、宿をとって旅をしたことがある。

(それまでは、全部野宿だった。)

 

浄土ヶ浜の美しさ、北山崎の壮大さに目を奪われた。

 

歩いて次の駅に行こうと思って歩いていたら、

後ろから来た車が止まって

 

「乗って行け」って。

 

「次の駅まで行こうって考えるやつはたくさんいるけど、

意外なまでに遠いんだよ。俺は、そういう輩を乗せてあげてるんだ」

 

そういって、おじいさんは一筆書いてくれた。

その書いてくれた紙はまだ実家の冷蔵庫に貼ってある。

 

2011年の3月地震が起きて、

その年の12月に南三陸にいった。


当時の日記はこちら

http://rinpei710.exblog.jp/15147152/  http://rinpei710.exblog.jp/15147327/  http://rinpei710.exblog.jp/15162805/   

 

俺が歩いたのは三陸鉄道じゃなくてJRの気仙沼線、

こっちは鉄道としての復興はしてないけど、

今では線路があったところをバスが走っているとかなんとか。

 

柳津駅から志津川駅。もしかしたら、あの線路を歩いた人類は、俺が最後だったかもしれない。あの区間の途中にある3.5キロの暗闇を好き好んで歩く人間はあまりいないと思う。

 

あの場所がどうなっているのか、

もう一度この目で確かめてみたい。