この体験を得るために出会えた 感謝
早いもので一年が経ちました。
リンパ浮腫ケアをきっかけに
ケアをさせて頂いて
関連は不明でしたが 末期症状となり
自宅療養をすると決めたお客様の
ご希望で
訪問もさせて頂いていました。
お別れしてから 一年。
肉体を離れたわけですが
以前に増して
お客様がそばにいるように感じています。
たくさんお話しをして
母のような年齢差でしたので
人生の先輩として
私に愛ある言葉をたくさん
くださいました。
時々 私が心配されてしまう
なんてこともあり、、、
ご自宅への訪問も
「いつかはお別れの日がくるのだ」と
覚悟を持って行き始めたのです。
亡くなる3日前まで訪問させて頂き
静かに息を引きとったと
翌日
ご家族様から電話を頂きました。
そして本日
命日の一日前で
お線香をあげさせてもらいに
お花を持って
ご自宅へ伺いました。
懐かしい感覚。
お部屋にはいると
毎回
「先生、待ってたのよ。待ち遠しくて」と
言われていたあの瞬間を
思い出しました。
声を出すのも最期は
しんどかったと思うのですが
いつものように
ご主人様の身体や
ご家族様を気にかけて
自分の事の弱音を
お話しされませんでした。
「迷惑をかけたくないの」その言葉だけが
残っています。
今日
アレンジしてもらったお花は
お客様を現しているようでした。
お若いときから食材の添加物には
十分注意して
本来の美味しさを追求していた
健康志向の方で
それを一人ではなく
たくさんの方にも紹介して
旬のものや美味しい食材に出会うと
教えてあげて
皆でお安く手に入れられるよう
お世話をされる方でしたから
その
ご友人様達にも囲まれている姿
そのもののような感じでした。
ご主人様が
世話をしなくても良いように
カゴにアレンジして頂きました。
手を合わせると
肉体から卒業され
おしゃべりに華が咲いている
様子が浮かびました。
私にはとても貴重な体験で
お客様の有限な時間を頂戴しました。
なんて有難い事なのだろうと
病院に勤務していた時や
訪問看護でも得られなかった
愛・感謝側からの幸せな感覚です。
あの体験をするために
出会った方なのだと感じています。
改めて
ご冥福をお祈りします。
ありがとうございました。

