【前回のお話は下記リンクからどうぞ】











【前回のあらすじ】


公正証書作成を円滑に進めるため、別居中の夫から洗濯を頼まれれば「妻の役目」「公正証書作成のため」と思いながら、引き受けていた。


この時点では、夫は不倫相手と関係を解消しているよう「ひとりで寂しい」などのLINEを送ってくるようになっていた。










公証役場に初めて行った時は、私と子供と私の母親の4人で向かった。


この時、作成に必要な物を伝えられたのと、次来る時は夫を連れて行くことが必要だと告げられた。






夫と一緒に行かなければならない。



それだけでも、私の心に重くのしかかった。





そのため2回目の打ち合わせでは、公正証書に載る内容を公証人、私、夫の3人で話をする大事な場面だったので、子供達は私の母に預けて行くことになった。






初めて公証役場に行ってから約2週間後、2回目の打ち合わせを行った。



年金手帳を持参し、内容確認のために夫と2人で出向くことになった。


さらにこの日、夫は仕事が休みで、私が運転する車に夫を乗せて公証役場へ向かうことに。







車通りが多い道を運転するとは言え、夫と密室で2人きりになるのは精神的にしんどいものがあった。(夫から逃げたのは、夫に首を掴まれて引きずられたのも理由のひとつだから)





公証役場へ向かう道中、


「何かされるかも」


という不安を常に持っていたが、



私の不安や心配は取り越し苦労だったようで、

公証役場に向かう道中は今の子供達の普段の様子など、他愛ない話をした。








ただ、会話の中で夫から





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お前はまだ若いし顔もいいから、俺と離婚しても出会いもあるだろうし、すぐ男できんじゃね?笑




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俺はもうすぐ40だし…もう出会いはないだろうなぁ…





など、

こちらが「え?何それ?」と、シラケるようなことを言われた。






私が離婚したがっているのは


「すでに男がいるんだろ」


と言いたげなようだった。