【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【前回のあらすじ】
私は夫の浮気疑惑から精神的に参り、
夫の家出、浮気調査、不倫発覚により、さらに精神がすり減ってしまった。
生きる糧は、可愛い子供たちだけ。
子供たちから“父親”という存在を離してしまうことへの罪悪感により、今まで決断することができなかったが、私は夫と離婚する意思が固まった。
今の季節は秋。
1番下の子は、もうすぐ生後6ヶ月を迎える。
私1人で働いて養っていけるよう、正社員で働こう。
正社員で働くには、子供が保育園に通っていて、子供が病気になった時にも預けられる先が必要。
その第1歩として、まずは保育園入所が絶対条件だった。
保育園の利用申請はしていないため、夫には保育園入所後から働きたいという思いを話し、保育園入所に向けて準備を進めていこうと考えた。
まずは、市内の保育施設を調べた。
さらに病気の時にも預けられる病児保育施設を調べ、必要な時に預けられるよう手続きを行った。
まとめると、今後の方針としては、
①翌年2月までに保育所利用申請を行う。
※第1次利用調整は翌月だったので、2月は第2次利用調整となる。
②翌年4月保育園に入所する。(申請が通れば)
③求職活動期限(およそ2〜3ヶ月)までに、正社員として雇用。
④1ヶ月ほど働いた後、夫に慰謝料請求・離婚後の養育費の取り決めなど行い離婚する。
あと約半年。
半年、夫と家族として過ごし、その後離婚する。
一刻も早く離婚したかったが、
冷静に考えずに私の感情だけで動いても、
今の状態では私1人で子供たちを育てていくことができないし、子供たちに不安な思いをさせてしまう。
私が今現在できることは、
子供たちと普通に過ごし、離婚のための準備を進め、時期を待つことだった。
夫との離婚を視野に入れ、今後の見通しを考えていた同時期。
不倫相手とInstagramのダイレクトメッセージで接触から約3日後の夕方、夫と子供の体調について連絡を取り合っていた。
この日、夫の返信速度が異様に早かった。
夫の言う「行くわ」は、自宅に帰るという意味。
子供たちの誕生日に被っていない。
むしろ子供の誕生日は、今とは正反対の季節。
「どんな目的のおもちゃ?」という疑問が湧いた。
最近、夫とおもちゃについて会話した記憶は無い。
また、以前から夫が仕事終わりに、おもちゃを買って帰ってきたことも1度もない。
こんな事を言い出すなんて、どう考えてもおかしい。
ましてや、約3週間前には「離婚する」と宣言し、子供たちのことを省みなかった夫が突然どんな風の吹き回しだろう。
何か作戦を考えてる?
慰謝料請求されないよう再構築しようとしてる?
本当に帰ってくる可能性と帰らない可能性は、五分五分。
私は夫が本当に帰ってくるか、その日の夜になるまで疑っていた。