【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【前回のあらすじ】
探偵社の面談員さんと自宅で面談を行い、
現在の夫の動向や、これまでの浮気の証拠を提出するなど、依頼前に必要なことを話した。
現段階では、夫と不倫相手女性の“肉体関係”を証明できる証拠はなく、もしも裁判になった時につかえるものは何も無いと言われたが、
今回の探偵による浮気調査が無事遂行できれば今後は優位に動けると思い、探偵に依頼することに決めた。
浮気の証拠となると、
「肉体関係を持っている証明ができなければいけない」🟰「行為中を抑えなければいけない」
と思っていたが、そうではないらしい。
自宅マンションやラブホテルなどの出入り写真でも充分証拠となるとの事だったので、これを聞き少し安心した。
ただし、証拠写真にも注意点があり、
・夫と不倫相手、双方の顔が写っている
・建物に入るところと出るところ、両方が必要
ということらしい。
他にも注意点があるとのことだったが、ひとまずはこの2つは絶対条件でおさえなければならない。
それには、
いつ不倫相手と合流し、
建物に入っていくのか、
具体的な時間が分からないと、調査時間が長くなってしまい、調査料が増えてしまうとのことだった。
また、日々の夫の行動パターンを知らないと尾行が困難になってしまうそうで、私は夫の普段の行動パターンを私の知る限り伝えた。
・夫の勤務時間は10:00〜19:00。
・定時に上がることはゼロに近い。
・残業で21:00〜23:00頃まで職場にいる。
・退勤後は約1時間電車に乗って自宅に帰ってくる。(乗り換え1回)
ただし、伝えたのは自宅に帰ってくるパターンの話であり、
夫に「離婚する」と言われた翌日から、自宅へは2〜3日に1回帰ってきているが、それ以外は外泊している。
この時、離婚宣言をされた日から約1週間ほど経っていた。
夫の行動パターンをメモする面談員さん。
ただし、帰宅しない時の行動パターンは私には全く分からないため、勤務している店舗所在地と定時だけが尾行の鍵となる。
「それでは」と、面談員さんは調査を決行した場合の段取りを説明してくれた。
◯ 張り込み場所は2箇所。
夫は2店舗を統括する役職で、退勤時はどちらの店舗にいるか分からないので2箇所で待機するかたちとなる。
◯ 定時の30分前から張り込む。
定時で帰ることも可能性としてはなくはないのと、退勤した後に張り込んでいても全く意味が無いから。追い始めが肝心、とのこと。
◯ 尾行中は夫に行動の変化がある度にLINEで報告。
調査している間は、調査員から連絡があるとのことで、リアルタイムで状況を知ることができるのはメリットだと感じた。
また、調査開始・終了も報告してくれるとのことだった。
ただし、調査について注意点がいくつかある。
その中で1番注意が必要なことは
「調査日を決めた後、調査前日の12時を過ぎた時点でキャンセルはできない」というもの。
調査決行の連絡を前日までに行えば、調査員は動いてくれるのはメリットだが、
調査前日の12時を過ぎたら、証拠が取れなくても調査日の変更・キャンセルはできない、ということだった。
もしも「この日」と決めても、調査当日の夫の動きは、全く予想もできない。
万が一にも家に帰ってきてしまっては証拠をとれず
別日に調査を行う必要があるので、その分調査料金がかかる。
それを念頭において、依頼料の見積もりを出してもらった。
見積もりの金額は、相場よりもかなり安いと感じた。
見積もりの金額は、13万円ほど。
見積もりの金額を聞き、私の母と相談した上で依頼することを決めた。